考える経営者になるために必要なこと
経営者とお話ししていると
「次に何をすれば良いですか?」
と聞かれることがあります。
検索して調べる
世の中、たいていのことは
Googleで検索すれば基礎的な情報は得られます。
しかし、必要な検索スキルを
身につけていない方が多いように感じます。
例えば
公的な情報だけを検索したいのであれば、
(キーワード) site:go.jp
という検索コマンドを使うとか。
ある経営者さんは
「自社に適用される補助金の情報が
どこから得られるかわからない」
とおっしゃっていました。
申し訳ないですが、
私のスタンスは
「まずは自分で調べてください」
です。
その程度の情報を自分で取れない方は、、、。
ちなみに私の主観では、
「補助金の情報を持ってきてもらいたい
≒できれば何もせずにお金が欲しい」
という方が多いです。
まずは自分で調べること。
雑多な情報の中から、
価値ある情報を見抜く能力を身につけること。
判断をし続ける経営者には必要な能力です。
俯瞰して把握する
「点」の話ばかりしていないでしょうか?
例えば、
1日ごとの受注状況ばかり気にしていたり、
得意な商品開発だけに注力してしまう、
そんなイメージです。
経営者に求められるのは、
全体を俯瞰して判断することです。
私の場合は
店舗
法人営業
人事
財務
商品
仕入
物流
関係会社
の8つに意識して
目を向けるようにしていました。
どうしても
目先の売上動向ばかりに目が行きがちでしたが、
こうして8つの項目を眺めていると、
「仕入先の○○さんと会っておこう」
だとか
「先月がんばってくれた従業員○○さんに手紙を書こう」
といったように、
視野広く、動くきっかけを作ることができました。
経営者が
「点」の事象に囚われるのは、
もったいないことです。
ひょっとしたら
本質的な問題から無意識のうちに
逃げているのかもしれません。
視野広く、自分の役割を把握しましょう。
考える時間を確保する
もっとも重要なのは、
考える時間を確保することだと思います。
例えば、
朝1時間だけ誰にも邪魔されずに、
その日に取り組みことを考える
というのもありでしょう。
忙しいからこそ、
積極的に時間を作る。
これができるのは経営者だけです。
もう一つは読書。
本を読むことで、
思考のきっかけを得られます。
おすすめの一冊は、
マキアヴェッリ「君主論」。
「現代の経験の教えるところでは、信義などほとんど気にかけず、奸策をめぐらして、人々の頭を混乱させた君主のほうが、むしろ大きな事業(戦争)をやりとげている。
マキアヴェリ. 君主論 新版 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.1897-1899). Kindle 版. 」
なんてことが書いてあるので、
経営について考えを深めるのには良い教科書になります。
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