「茶杓を持つ手は震えない」と自己暗示を掛ける
今日は土曜日なので最近考えていることをつらつらと書いてみます。
凍結しているのにノーマルタイヤで走る人々
先日、明け方まで雪が降っていて、通勤通学時間帯にまだ道路が凍っている日がありました。私は登山靴を履いていつものルートを歩いて関与先へ向かいましたが、驚いたのがその途中でノーマルタイヤで走っている自動車を何台も見かけたこと。緩い坂をなかなか登り切れずにタイヤを空転させているクルマや、小中学生が歩いている通学路をいかにも恐る恐る走っているクルマが走っていました。バスも始発から運休しているというのに、滑り止めを着けずに走ろうとする考えが全く理解できませんでした。
3年前まで自動車通勤していて、年一回あるかないかの降雪に備えてチェーンを用意していました。スタッドレスに履き替えるほどの地域でもないので、クルマを購入した時にチェーンも手に入れておいたのです。実際に使用したのは5年間で2,3回だけ。徐行して走れば滑ることもなく、近場の通勤程度ならば効果絶大でした。それでも怖いのが周りを走っているノーマルタイヤの自動車。どうしてそんな危険な選択をするのかまったく理解できません。自分がチェーンを装着していたとしても、ノーマルタイヤのクルマがぶつかってきたら避けようがありません。
「飲んだら乗るな」はさかんに叫ばれていますが、それでも飲酒運転はゼロにはなりません。正常な状態で運転できないのにハンドルを握るなんて恐ろしいこと。凍結している路面をノーマルタイヤで走る行為も同じくらい危険だと思っています。「ゆっくり走れば大丈夫」「仕事を休めない」など理由にならない理由を思い浮かべて正当化しているのでしょうが、誰かを危険にさらしている行為であることは間違いありません。雪の日にノーマルタイヤで走っているドライバーを何とか取り締まってほしいものです。
「茶杓を持つ手は震えない」と自己暗示を掛ける
今日は土曜日なのでお茶のお稽古でした。年末からここ数回にわたって練習していたお点前をさせてもらってきて、案の定、冷や汗の連続でした。とりあえず来週からは通常モードのお稽古に戻るはず。きちんと予習をして向かいたいと思います。
こうした冷や汗をかく体験というのは貴重だと思っていて、仕事ではすっかり縁遠くなっているだけに良い刺激になります。47歳にもなると、それなりに社会人経験を重ねているので仕事中に頭が真っ白になることなんてありません。例えば関与先の経営者から、「資金が数ヶ月後に尽きそうだ」と言われても、逆にこのピンチをどう乗り越えようかと思考が活性化するくらいです。でも、茶道という習い事では、私はまだ3年目に入ったばかりの初心者。結構な頻度で頭が真っ白になってしまうので、知的刺激に溢れています。
以前に茶杓を持つ手が震えてしまったことがありましたが、最近ではどうやら克服することができました。対策は単純なことで、「茶杓を持つ手は震えない」と自己暗示を掛けることです。頭の中で考えるだけではなくて、ぶつぶつと呟いておくのがポイント。対策と呼べない程度の対策ではありますが、私の場合は効果がありました。今日など8人のお姉様方に見つめられながらお点前をしたわけですが、他の所作の正しさはともかく、茶杓を持つ手が震えなかったのでそれだけで良しとしたいところです。
知人のAirTagの設定をした
知人がAirTagの設定をしてほしいというので手伝ってあげました。設定というほどのものでもなくて、あっさり終了。これで生活上の不安が減ると喜んでいたのでよかったです。わが家もAirTagは活用していて、息子の部活用リュックに放り込んでいます。遠方での試合時など、何時くらいに帰ってくるのかわからず心配になることがあったので位置情報を得られるようにしました。試合時もスマホ持ち込み禁止なので、AirTagからの情報で「試合会場を出発したな」などと把握出来るのは便利でした。
また、息子のiPhoneの位置情報も把握しています。本人にはもちろん伝えてあって、高校までは位置情報を共有することをスマホを持たせる条件にしています。塾で帰りが遅くなったり、友達と遊びに行ったりしていると、いまどこにいてどこへ移動しようとしているのかは気になるもの。位置情報を把握することで、そのあたりの心配を一定程度減らすことができています。
そんな彼も春には高校に行くはず。自分が高校生の頃は勉強はまったくできなくて、弱小ボート部の部活に熱中していました。当時の私の位置情報を追跡していたら、漕艇場を行ったり来たり、何キロくらい移動していたことでしょう。たしか主将が計算していたような。ついこのあいだの出来事のように思いますが、もう息子が高校生になってしまうことに愕然としています。
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