思いついたことはその場でメモする
iPhoneの標準アプリに思いついたことなどをメモするようにしています。
昨日のブログ記事を書くのに苦労した
昨日のブログ記事を書くのには(いつも通りに)苦労しました。まずそもそも何を書こうかというのが思いつかず、夜まで頭を悩ませることに。ようやく「こんな流れで書こう」と決断できたのは夕食後で、いつもなら書き終えていてもおかしく無い時間帯です。夕食時に何となくの方向性が見えたのですが、「このあとすぐ書くし、忘れることも無かろう」とメモを怠ったのが失敗でした。なんとかまとめてアップロードできましたが、最近ではひさびさに苦労してしまいました。
メモはiPhoneの標準アプリに残すようにしています。思いついたことや参考になりそうな記事をどんどん保存していて、最近だと、新しいアマチュア無線機の取り扱い説明書や、ふと思いついた「組織は人を守らない」といった言葉を保存しています。特に後者のような言葉はブログ記事を書こうとする時に眺めると参考になることが多いです。その日のネタを決めることに手こずることが多いので、参考にすることができます。
今日の「思いついたことはその場でメモする」というタイトルも昨日メモしたもの。何でもブログのネタにしてしまうわけで節操がないですね。事業者に情報発信を促すと「発信するネタがない」「そんなにいくつも思い浮かばない」といった反応が返ってくることが多いですが、そんなことはありません。ネタは自分の周りにいくらでもあるもので、気づいていないだけなのです。
ノートパソコンは壁を作る
iPhoneにメモをするといっても、経営者と対話している時にノートパソコンを開いたり、スマホにメモを取ることはほとんどありません。対話のリズムが崩れてしまうというか、経営者との間に壁を作ってしまうような気がするので避けることにしています。専門家らしき人がノートパソコンにメモを取りながら経営者と対していることがありますが(私も何度もされたことがあります)、その場の主役がノートパソコンになっているように見えて違和感を感じます。人と話すなら目を見て話す。これが原則です。
江戸時代から続く家業に外部の資本を入れようと奔走していたとき、候補企業との面談を何度も重ねていました。その時にある会社の担当者は足を組んで、さらに私の斜め前の位置に座っていたので靴の裏をこちらに向けながらノートパソコンに向かっていました。さすがに不愉快でしたので彼の靴の裏をじっと見つめていたら、ふと気づいたのか姿勢を正してくれました。さてどこの会社の担当者だったか。そんな会社に出資されていたら、再生どころか現状維持も覚束ないことでしょう。
私は経営者と対話する時にはメモ帳と万年筆を使っています。一言一句を記録に残すようなことはなく、気になった言葉だけを書き留めてその場のやり取りに生かしています。万年筆は家業の代表取締役を退任した時に自分へのご褒美として手に入れたもの。同じパイロット社の「深海」というインクがお気に入りです。私が悪筆なのに万年筆を使っているのを見て、それをおもしろがったのか同じように万年筆を使い出した経営者さんがいたのには笑ってしまいました。
メモやレポートを作成するスキル
世の中にはメモを取れない人もいます。あるプロジェクトで一緒になった人がまさにそうで、「メモを取れば同じミスを繰り返さずに済むでしょう」などと促しても無理。そもそも、会話の要点を抜き出すことができないようでした。トレーニングで身につけることのできる、なんてことのないスキルですが、中途採用などの従業員がこの状態だと頭を抱えてしまいます。履歴書や職務経歴書だけではこうしたことを見抜くのは不可能で、適性検査や課題を与えて個性を引き出すしかありません。
ある関与先では事業者との面談をレポートに残しています。そのレポートを作成するのが私の役目の一つで、簡潔に要点を押さえるように心がけています。前任者の面談とレポートは冗長で不評だったよう。その割にそもそもの事業性を見抜けていないことがたびたびあって、私が着任してから後始末に追われてしまいました。レポートはレポートするのが目的。決裁者の判断の助けになる材料を提供できればよいので、必ずしも長文である必要はありません。
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