不在者投票に行ってきた
昼までアマチュア無線で遊んだ後、衆議院選挙の不在者投票を済ませてきました。
とにかく政治に関わりたくない
衆議院選挙が近くなってきたので不在者投票をしてきました。来週は水曜日から日曜日まで出張なので、今日のうちに済ませておく必要があったのです。政治に関してはまったく興味が無くて、特定の政党を支持していることもありません。それでも投票にだけは行くようにしていて、それなりの意思表示をしています。今回も新聞で情勢分析が報じられていて、どうやらいろいろ変化が起こりそう。本質的ではない部分が原因で政治不信が募っているようで、困ったものだなと思っています。
数年前に選挙に出ないかと声を掛けられたことがあります。誘ってもらえるのはありがたいのですが、こればかりはまったく興味が無いので即答でお断りました。その場で断るのは失礼だとはわかっていますが、変な噂になっても困るのです。私の中では、政治家というのは民間で通用しない人が金儲けや食い扶持を得るために目指すものというイメージがあります。そうした世界に身を置きたいとは思えません。
また、特別職の公務員ポストにも誘ってもらったことがありますが、もちろんすぐにお断りしました。政治家と密接に関わる仕事に就くつもりはなくて、一度でもそうした世界に身を置いてしまうと、その後の経歴に悪い影響が生じると思うのです。「いずれ選挙に出るに違いない」とか思われるのは迷惑。とにかく関わりたくないというのが率直なところです。
あるプロジェクトで首長や議員とそれなりに関わることがありました。まったく不勉強な人が多くて振り回されることもしばしば。権力(らしきもの)を握っていたり、声(だけ)が大きかったりする人々なので最初から素っ気ない対応をすることもできず、嫌われないようにするのに無駄なエネルギーを費やさざるを得ませんでした。彼ら彼女らと付き合うのは生産的な時間の使い方ではありません。
以前に某議員からヒアリングを受けた際、その時に述べた私の意見を議会の一般質問で丸パクリされたことがあります。どうしてそんなことをするのでしょうね。事前にも事後にも何の連絡も無く、政治家に対する不信感だけが募った出来事でした。
商売人の腕の見せどころ
選挙の前だけ街頭に立っている候補者を見かけると「下手だな」と思ってしまいます。先日、飲み会の前に商店街を歩いていたら、某政党の候補予定者に「こんばんは」と声を掛けられたので「おつかれさまです」と返しておきました。普段から関係性を築こうという努力もせずに、選挙が近くなった時にだけ現れるのですから下心は見え見え。やらないよりもマシだからこうした行動を選ぶのでしょうが、私にとっては逆効果です。
自分たちの都合の良いときだけ間合いを詰めようとする行為は商売でも嫌われます。何より「買ってください」と消費者に訴えかける行為は、売上増に繋がるどころか逆効果。買ってもらいたいのであれば、自然と選ばれるように仕掛けをするのが商売人の腕の見せどころのはず。数字ばかりに目が行ってしまうと、この当たり前のことを見失ってしまいがちです。
ある会社は売上を増やそうという強い意志は持っているのですが、ざっくり言うと見込客に自分たちの都合を押しつけているだけ。買ってもらいたい商品だけを並べているので、見込客はそのセールス臭を敏感に嗅ぎ取ってしまい、売場でのワクワク感を抱くことができません。売上は一連の営業行為の先に訪れる、単なる結果に過ぎません。一足飛びに結果を求めることはできなくて、その前段階で自己開示をし間合いを詰めるといった手間を掛けることが必要不可欠です。手間を掛けること無く、結果だけを求めるような下心は即座に見抜かれ、嫌われてしまうのがオチなのです。
BCP計画を策定しているか
選挙というとアメリカ大統領選挙も近づいてきました。どちらが勝ってもアメリカの混迷と分断が深まりそうで、不確かな将来がさらに混沌としそうです。平和が何よりだとは思いますが、人類の歴史は戦争の連続。これだけの兵器が溢れている世界で、今後一切、戦争が起こらないと考える方が不自然です。歴史は繰り返すもの。日本もこの数十年は平和に過ごすことができていますが、いつかまた災厄が訪れるのは必然です。その時に向けて備えられることには備え、泡を食わないようにしたいものです。
中小企業支援業界に身を置いていると、BCP計画(事業継続計画)という言葉を耳にします。不測の事態が起こった時でも事業を存続できるようにするための計画のこと。地方中小企業にももちろん必要です。「備えよ常に」とはボーイスカウトの標語だそうで、経営者にも必要な考え方ですね。目先の売上や事故などに備えることも重要ですが、世界を大きく揺り動かすようなことが起こった時にどのように行動するかを考えるのも立派なBCP計画でしょう。
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