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コラム

士業マーケティング 最近の営業の特徴

昨日、迷惑な電話営業を受けてしまいました。それなりに相手をしないといけないですし、時間も取られるし、まさに迷惑でした。

会社名と氏名を名乗らない

ホームページの問い合わせフォームに営業お断りの但し書きを入れているせいか、最近は営業電話が度々かかってきます。昨日も顧問先でお話ししている最中にそんな電話がかかってきました。電話をするなら初めに社名と名前を名乗るのが当たり前だと思っていますが、その手の人物は自分から名乗ることはなく、まずこちらの名前を聞き出そうとします。私が「どのようなご用件ですか?」と聞くと、不愉快そうな反応が返ってきてなんだかなという感じです。

その後ようやく、顧問契約をお願いしたいなどと言ってきましたが、どうやらウェブサイトの中身は全く読んでいない様子です。私は社会保険労務士の看板を掲げていますが、労務の案件だけで顧問契約を締結することはありません。中小企業支援がメインで労務はあくまでおまけのおまけです。私のことを何もリサーチしていない人物を相手にするのも面倒くさいので、何かあったら問い合わせフォームからメールを入れてくださいと伝えたところ、込み入った話なので改めて電話したいと言ってくる始末。適当にあしらって電話を切ってしまいました。

初めに会社名と名前を名乗らない時点でまともな人物ではありません。その時点で関わってはいけない案件であることは明白です。最近は社名らしきものをごにょごにょと早口で言ってくることもあります。検索されてしまうと、迷惑な営業電話をかけまくっている会社とわかってしまうからでしょうか。はっきりと会社名を名乗らない輩も相手にしてはいけません。

履歴から電話番号を検索すると、どんな会社なのか口コミなどを調べることができます。昨日の電話番号を検索したところ、やはり口コミが掲載されていました。営業電話であったとしても営業と感じさせないような話し方をしてくるなら興味も持てるのですが、ほとんどが何かを奪おうとする下心が見え見えです。個人事業主にとって、その手の輩を相手にしている余裕はありません。

連携とか協業を強調してくるパターンも

営業お断りの但し書きを入れているにもかかわらず、問い合わせフォームからメールをしてくる会社も未だに存在します。さも営業ではなさそうな文面で書き出すのですが、中身をよく読めば純粋な営業です。

例えばオーナー様と連携したいとか何とか。この手のメールにも返信をすることはありませんし、即座にメールアドレスを受信拒否に設定してしまいます。社会保険労務士は法律で社労士以外との連携を禁止されています。そのことを知っているのか知らないのか分かりませんが、全く迷惑な話です。

独立開業したばかりの士業にとって、最初の案件は喉から手が出るほど欲しいものです。ましてや営業が苦手な人にとっては顧問先を紹介してもらえるなど、夢のような話に聞こえるのかもしれません。でも世の中にうまい話なんて絶対にありません。顧問先は誰かから与えられるものではなく、自分で探し出してくるものです。

固定電話を手に取る人の手元

電話を嫌う人が増えています

自分が迷惑な営業をしていないか

迷惑な業者の振る舞いを参考にして、自分の取り組みが適正であるか考えてみましょう。まずNGなのが、名刺交換した方に勝手にメルマガを送りつけること。展示会などで名刺交換した場合に今でもたびたび発生します。もちろん許可をとっていれば何も問題はありませんが、名刺交換しただけでメルマガを定期的に送りつけるというのは迷惑行為です。

また、今時は大した用事ではないのに電話をかけるのも迷惑行為になりつつあります。メールやLINE、メッセンジャーでのやりとりが日常的になってきているので、電話をかけるという行為は相手の時間を奪うものと取られかねません。私も最近では、電話をかけても良い相手かどうか考えてから連絡するようにしています。そうなるとほとんどの相手がメールやLINE、メッセンジャーなどでやりとりをすることになります。よほど親しい人でなければ、電話をかけることはほとんど無くなってしまいました。

今時、迷惑な営業を行ってしまうと、ネット上にあっという間に広まります。迷惑な営業をしてくる輩は相手にしない、そして自分自身が迷惑な営業をしないように気をつけましょう。


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