クチコミを依頼されたら書くようにしている
昨日お願いした整理収納アドバイザーさんから、ぜひクチコミを書いてくださいと依頼があったのでさっそく投稿しておきました。私のクチコミが何かのお役に立つならうれしいです。クチコミについて書いてみます。
クチコミは積極的に収集する
クチコミをなぜ集める必要があるかというと、集客に大きな効果があるから。
私も地方自治体の外郭団体が設置した事業相談窓口の責任者を務めていた時には、利用者からのクチコミに大いに助けられた経験があります。自ら「ぜひ利用してください」などと叫んでも、押しつけがましさを消し去ることはできません。人は何かを強要されることを何より嫌います。ましてや事業相談窓口の集客を実現するために、来所を促すというのは何かおかしな感じがしてしまいます。立ち上げ期のリピーター獲得を実現するには自分の口でセールスするのではなく、さっそく成果を生み出した利用者のクチコミが何より助けになりました。
クチコミの有効性はB to CでもB to Bでも変わりません。顧客に何かを提供している事業であれば、ぜひ積極的にクチコミを収集して情報発信に生かしたいものです。クチコミは黙っていても集まってくるものではありません。事業者から「先日の商品について感想をいただけたらうれしいです」などと声かけをすることで蓄積されていきます。派手なキャッチコピーや詳細なスペックの説明も決して無駄になることはありませんが、それらよりも効果を生み出しやすいのはクチコミです。顧客に積極的に声かけして、集客の強力な武器になるクチコミを収集しましょう。
今回書いたクチコミ
昨日お願いした整理収納アドバイザーさんから、クチコミを書くように依頼があったので、その日のうちに投稿させてもらいました。何も促されなかったら書くことはなかったはずで、確かな効果を体感できた直後だったので新鮮な感想を書く気になりました。
投稿したのはこんな文章です。
結論から言うと、もっと早くお願いしておけばよかったと大変感謝しています。
片付けが苦手な家族なので、引越しから2年経っても整理整頓できないまま。棚の上に置いてあった薬箱に手を伸ばした時にインスタントラーメンが落ちてきたのをきっかけにプロにお願いしようと決意しました。
当初はリビングとキッチンの整理を依頼していましたが、当日すぐにボトルネックは収納部屋としている和室にあると見抜いていただき作業開始。荷物を引き摺り出しつつ整理を進めて、不要品は減り、必要なものの整理が実現しました。
事後には詳しくレポートとアドバイスもいただけました。一回で終わるのでなく、また継続してお願いしようと思っています。今回は雨の中お越しいただきありがとうございました。
こんな風に書いたところ、さっそくお礼の連絡がありました。整理収納アドバイザーさんの次の集客に生かされるのならうれしいです。
ヤラセは厳禁
ある事業者の話です。ECサイトを立ち上げたそうなのですが、最初の1件を受注するのに苦労していました。知り合いにECサイトを案内すると同時に、もし購入に至ったのであればクチコミを頂戴するようにアドバイスしておきました。しばらく経ってお話ししたところ、さっそくクチコミを得ることができたと言います。ところが一読したところ、率直に言って「ヤラセ」臭を感じ取ってしまいました。どこか違和感があるのです。純粋なお客様からのクチコミという感じがしなくて、どうやら事業者が自ら書いている雰囲気が感じ取れます。あまりにも都合が良すぎる文面だったのです。もちろん証拠はありませんし、「ヤラセですよね?」とも言えません。私からはやんわりと、ねつ造したコメントは今どき、あっという間に見抜かれるから絶対に使ってはいけないとお伝えするのが精一杯でした。
クチコミが重用されるようになったからこそ、違和感のあるコメントはあっという間に消費者に見抜かれてしまいます。自分が何かを選ぶ立場になったとしたらよくわかると思うのですが、胡散臭いクチコミはわかるものなのです。せっかく多くのクチコミを得ていたとしても、ヤラセのコメントがたった1件混じっただけで信用は失われてしまいます。絶対に手を染めてはいけない行為です。
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