士業のタイプで分かれる情報発信の重要性
昨年9月からこのホームページを運用しています。
士業に求められる情報発信とは
どのようなものなのでしょうか?
地域密着型か個性発信型か
士業にはタイプが2つあると考えています。
1つが地域密着型。
地域に根ざした事務所経営を行い、
コミュニティの中で顧問先を増やしていきます。
例えば
商工会議所、商工会
中小企業家同友会
法人会
といった組織に加入し、
活動に貢献しながら
他会員と関係性を深めていき、
自らの顧問先を増やしていくイメージ。
ベテラン先生の多くは、
このようなビジネスモデルの方が
多いようにお見受けしています。
もう1つのタイプが個性発信型。
特定の分野に長けていることや、
自らのストーリーを前面に打ち出し、
全国から顧客を集めることを目指します。
例えば
私の知り合いの弁理士は
「Amazonブランド登録専門弁理士」
と打ち出していて、
商標登録の件数は全国でも上位だそうです。
この2つのタイプは
どちらが良いとか悪いとかは
ありません。
この点は誤解ありませんように。
個性発信型の士業には情報発信が必須
地域密着型の士業は
必ずしもホームページを
充実させる必要はありません。
なぜなら
地域の団体などでの活動を通して、
自らの存在を知らしめることができるからです。
また他会員からの紹介もあり、
あくせくと新規開拓をし続ける必要性も少ない。
つまり、
ホームページのコンテンツを充実させ、
さらにSEO対策を精緻に施さずとも、
商売は成り立つのです。
一方、個性発信型の士業には
積極的な情報発信が求められます。
武器が
「地域での繋がり」ではなく
「自らのストーリーや個性」
であるからです。
こちらから伝えないことには
認知してもらえないのです。
毎日ブログを更新するとどうなるか
私が上記タイプのどちらになるかというと
「個性発信型」の
中小企業支援家であり、
社会保険労務士です。
士業事務所としては明らかに後発組のため、
地域に根ざした商売をしている
諸先輩方の事務所と同じことをしても
将来の見込客から選ばれる可能性は少ないです。
すでに事務所経営を軌道に乗せている方と
同じ取り組みをしたとしても
持続可能な事業に成長させることはできません。
つまり、
私が個性発信型の士業であるのは、
自ら選んだというよりは
必然的に
そうならざるを得なかったというわけです。
その私の情報発信は
SEOだとかMEOを意識していません。
自分のストーリーと個性を
発信することに注力しています。
今年5月末から
ブログを毎日更新するようにし、
書籍や講演などをきっかけに
興味を持ってもらった方から、
業務を受注できるように目指しています。
これはGoogleサーチコンソールの
インデックスされた記事の推移です。
繰り返しますが、
SEOは特に意識していません。
情報発信を継続していると
このようにブログ記事が
「資産」として蓄積されていくというご参考です。
今日はこれから講演です。
この講演も
ホームページをきっかけに
お任せいただくことになりました。
ベテラン先生のように
地域密着型で事業を営めないからこそ、
自分のストーリーと個性を発信し、
共感してもらえる全国の事業者と
ご縁を作りたいと考えています。
関連記事