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コラム

初めて講演する社会保険労務士へのアドバイス

年に数回しか人前でお話ししませんが、
講演を成功させるコツをお伝えさせてください。

会場に早めに入る

主催者が変な気を利かせて、
時間ギリギリの交通機関を
案内してくれることがあります。

しかし、
私は基本的に、
かなり早めに会場に入ることにしています。

ごくまれですが、
天候や前の移動予定によっては
自腹で前泊してしまうこともあります。
講演を受けたからには
天候や交通機関の乱れを理由に
迷惑を掛けたくないと考えるからです。

また、早めに会場入りする理由は
・PCの接続を確認したい
・会場の雰囲気を掴む
の2点です。

特に経験が浅い講師の方にお勧めするのが、
実際に演台に立ち、
会場を見渡しておくことです。

これをしておくだけで、
講演の話し始めがぐっと楽になります。

またPCの接続も初めのうちは
いろいろうまくいかないもの。
私の場合はPCを持参するようにしていますが、
主催者にも予備機を用意するようにしてもらっています。

油断して直前入りした時などに限って
プロジェクターとの接続がうまくいかないなど
トラブルは発生するもの。

予備機への切り替えなどであわてないためにも
早めに接続を確認してしまいましょう。

動画を入れる

私の場合は
講演の冒頭に動画を流すことが多いです。

事業譲渡の経験談を話す場合は、
当時の経緯がわかる動画を数分流します。

中小企業支援の事例を話す場合は、
私の活動が取り上げられた動画を
同じように流します。

注意しなければいけないのが
著作権に配慮すること。

ある講演で音楽や映画を使用している講師がいましたが、
クローズドな環境だからといって
著作権に配慮できないのは
自身の信用を失うことにも繋がりかねません。

動画はそれぞれPowerPointに
貼り付けておきます。

ファイル容量が大きくなりますが、
スライド内で再生できるので
もたもたしてしまうリスクを排除できます。

Zoomで講演をする際には
①「画面を共有」をクリック
②「コンピューターの音声を共有」にチェック
としておく必要があります。

これを忘れると
PowerPoint内の動画の音声が共有されません。

冒頭に動画を流すことによる効果は、
会場の雰囲気が引き締まるというか、
今日のテーマに集中してくれるようになること。

自分が取り上げられたニュースや、
自己紹介動画などを用意しておくことを
お勧めします。

スタンドマイク

講演はどれだけ準備したかが聴き手にも伝わるものです

時間配分を身体で覚える

セミナーの時間配分を
身体で覚えておきましょう。

こればかりは練習あるのみ。

スライドを動かしながら、
ブツブツと1人で話すことの繰り返しです。

実際に声に出すことで、
流れるように話せない箇所が見えてきます。

そこは前後のスライドの流れが悪いのか、
自分の想いが乗りきれていないのか、
いずれにしても要修正です。

例えば私の時間配分の一例は
メインコンテンツ60分
脱線して話すネタ20分
時間調整用のネタ20分
最後のまとめ  20分
みたいな感じです。

この場合は、
メインコンテンツだけであれば、
最短60分の講演となります。

120分話すのであれば、
すべてのコンテンツを
話す必要があるということ。

あったら良いのが、
時間調整用のコンテンツ。

私の場合は中小企業支援事例です。

1事例5分話すと計算して、
少し多めに用意しておきます。

時間調整用のネタを用意しておくことで、
思わず早口になってしまったときなどに、
事例をお話しする数を調整し
時間のコントロールが可能になります。

私は120分話す場合で
スライドは60枚程度用意します。
ざっとスライド1枚2分と計算しているわけです。

先日お話しした経営者は
10分の講演で40枚用意すると言っていました。

1枚のスライドでどれだけ話すかは
個人差のあることです。
何度も練習を積み重ねることで
自分のペースを掴んでおきましょう。

初めての講演はいろいろ緊張するものです。

といって
依頼されたからには失敗は許されず、
参加者には満足して帰ってもらう必要があります。

ちょっとしたコツをつかんで、
講演を成功させましょう。

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