講演でどんな内容を話しているのか
このところ講演のご依頼が続いています。
改めてどのような内容を
お話ししているのか書いてみます。
江戸時代から続く家業の事業譲渡
まずひとつ目のコンテンツとして、
家業を投資ファンドに事業譲渡した経験を
お伝えしています。
主に、
・たち吉がどういう会社であったのか
・なぜ事業譲渡せざるを得なくなったのか
・どういう過程を経て事業譲渡したのか
といった内容です。
出席される方の顔ぶれにより、
時間配分などは微調整しています。
対象が経営者の場合は、
・金融機関とどのようなやり取りがあったのか
・経営者がどのような役割を果たしたのか
に重きを置いてお話しするようにしています。
また支援機関や銀行が主な出席者の場合は、
私が中小企業の経営者として
どのようなことをその時々で考えていたかを
特にお伝えするようにしています。
私が家業を畳んだ経緯をお話しするのは、
私自身が他社の失敗事例から
学ばせてもらったからです。
地方中小企業の経営者にとって、
名のある経営者の成功体験よりも、
「踏んではいけない地雷」
「踏んでしまった地雷」
から学べることの方が多いと考えています。
地方中小企業への経営支援事例
二つ目のコンテンツとして、
中小企業支援事例をお話ししています。
私は家業を畳んだあと、
2017年から中小企業支援家に転身しました。
某自治体の公募で選ばれ、
地域の中小企業や創業を志す方の
ご支援を行うことになったのです。
5年間で2,600件以上の個別相談を行い、
メディア掲載事例も120件以上を数えています。
まさに私自身と経営者の方が二人三脚で実現した、
売上アップ事例をお伝えしています。
【支援事例】新商品に地域性と社会性の付加価値 老舗の挑戦後押し
https://sr14th.com/blog/hint/145/
【支援事例】手染め加賀友禅マスク 作り手の思いに共感してもらう
https://sr14th.com/blog/hint/244/
【支援事例】どう生きるのか「創業は究極の自己実現」
https://sr14th.com/blog/hint/253/
【支援事例】挑戦を評価するのは唯一、消費者
https://sr14th.com/blog/hint/275/
【支援事例】無駄を省きながら新事業へ 効率化にとどまらないDX
https://sr14th.com/blog/hint/282/
【支援事例】「誇れる商品」であるだけでは売れない理由
https://sr14th.com/blog/hint/289/
【支援事例】「ネット使えば集客できる」は幻想 確かな品質があってこそ
https://sr14th.com/blog/hint/298/
【支援事例】アイデアがあれば、まずは形に 二酸化炭素濃度測定器
https://sr14th.com/blog/hint/392/
【支援事例】強みと魅力の発信助言…事業者の躍進が何よりの幸せ
https://sr14th.com/blog/hint/406/
【支援事例】しなやかに前向きに行動し続ける 経営者の行動にも複利の力
https://sr14th.com/blog/hint/462/
【支援事例】顧客名簿、眠っていませんか?「たち吉」14代目の助言で酒屋の売り上げ改善
(朝日新聞ツギノジダイ_会員登録が必要_無料)
https://smbiz.asahi.com/article/13448692
【支援事例】消費者に知られていなかった老舗企業が「米粉パンケーキ」で選んだPR方法
(朝日新聞ツギノジダイ_会員登録が必要_無料)
https://smbiz.asahi.com/article/13755635
【支援事例】お寺で「空き瓶回収」を始めた理由 今後の事業に必要な「三方良し」
(朝日新聞ツギノジダイ_会員登録が必要_無料)
https://smbiz.asahi.com/article/14172732
【支援事例】在庫確認に1時間かけていた外壁塗装店、ムダなくす管理システムを協業開発
(朝日新聞ツギノジダイ_会員登録が必要_無料)
https://smbiz.asahi.com/article/14417763
こういった支援事例の中から、
出席者の顔ぶれやタイミングに合わせて、
いくつかご紹介するようにしています。
ビジネス書を読んでいると、
事例がかなりぼやかされていたり、
著者が自ら手掛けていないであろう事例が
掲載されていたりします。
私の場合は、
地方中小企業の経営者と
二人三脚で実行した事例のみを
お話ししています。
それが当たり前だと思っています。
講演の感想
最後に講演の際にいただいた感想を紹介します。
よくぞこの内容を話してくれたという以外に言葉はありません。私は37歳で独立して○○年やっておりますが、自分の身の丈に合う範囲で汲々としておりますのでとてもこれほどの難事に立ち向かい、裁けるとは思いません。隠すことのない正直さ、これを貫くことの大変さ、繰り返される光の無い毎日。このような事に堪える力は、経験者でない限り誰しも持ち合わせはありません。逃げずに見事に力を付けられることはたち吉創業家のDNAも少なからず力を発揮したと勝手に解釈しています。
こういった感想をいただけるのは何よりうれしいです。
ぜひ講演をきっかけに。
全国の地方中小企業の皆さまとご縁が繋がればと思っています。