士業向けのマーケティング講座で何を語っているか
士業向けのマーケティング講座でお話しする機会をいただくことがあります。
ある時の講演の準備に使ったメモをご紹介します。
①売り込みは何より嫌われる
・東日本大震災を契機に利他思考が増えた
・売り込みは利己的な行動の最たるもの
・売ろうとすればするほど売れないことに気づこう
②消費者は「今より良くなりたい」だけ
・百貨店・商店街は衰退し、大企業主導のマーケティングは終わった
・家庭にモノがあふれているのでモノを売ろうとしても買ってもらえない
・消費者は「今より良くなりたい」から買うのであって、専門知識を買うわけではない
③顧客との関係性を築く
・江戸時代の商人が何より大事にしていたのは顧客台帳
・顧客名簿は売り手と買い手の間合いを詰めるために必要な資料
・関係性が構築されれば、売り込みをせずとも素直に話を聞いてもらえる
④補助金はすべてを解決しない
・「補助金もらうためにはどうすればよいか」と考えていないか
・補助金に振り回される悪循環に気付こう
・もちろん使える補助金はうまく使えばよい
⑤発信すべきは個性と世界観
・スペックや価格はあくまで参考情報
・等身大の自分を発信する覚悟が必要
・個性と世界観を伝えて、信頼と共感を得よう
⑥SNSで一番重要なのは継続すること
・ほとんどの人が情報発信を挫折するのは継続できないから
・操作は触れば何とかなる、まずは続けることが重要
・継続すればそれだけで成功と思えばよい
⑦顧客に媚びるな
・顧客も売り手を選ぶが、売り手も顧客を選ぶことができる
・そのためには理想の顧客像を明確にしよう
・顧客がファンになり、ファンが新たな顧客を呼ぶ好循環を目指そう
⑧真の強みを把握する
・自分のことはわかっているようでわかっていない
・弱みに見えることが強みにもなり得る
・真の強みをテコにして知ってもらうきっかけにする
⑨知ってもらうきっかけを意識して作る
・自分が本当にやりたいことはなにか
・社会や地域の役に立つことができるか
・それをプレスリリースで発信する
⑩応援してもらえるように生きる
・教えてくださいと言える勇気を持つ
・礼儀正しく接する
・顧客と取引先に応援してもらえることを目指す