地方中小企業が持続可能性を高めるための踏み台になります

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コラム

中小企業は迅速に行動しないと果実を得られない

    そもそも最初の一歩を踏み出すかどうか、
    そしてその後のスピード感が重要です。

    動かない経営者

    私の仕事はコンサルティングを通じて、
    知恵とアイデアを提供することです。

    実際に行動するのは私ではなく、
    コンサルティングを受けた経営者の方です。

    コンサルティングで生まれた
    知恵とアイデアを「踏み台」にしてもらい、
    それまで手が届かなかったところにある果実を
    自分の手で掴み取ってもらうのが理想の形です。

    ただ残念なことに、
    コンサルティングを受けることが
    目的になっている経営者もいます。

    どういうことかというと、
    その後の具体的な行動に至らない方がいるということです。

    そういう方を観察していると、
    自分で言うのもなんですが、
    私と過ごす時間には大変満足している様子。

    しっかり報酬もお支払いいただいています。

    ただ、動かない。

    動かないのでは、
    せっかく知恵とアイデアが提供できても
    具体的な成果に結びつくことはありません。

    まず動くことが重要

    私がよく申し上げるのは、
    「まず最初の一歩を踏み出しましょう」
    「そして動いてから次を考えましょう」
    という2つ。

    思考するのは重要です。

    ただしいつまでも考えていたところで、
    最初の一歩を踏み出さなければ、
    成果に近づくことはできません。

    100%の保証がなくても、
    まずは動くことです。

    いつまでも、
    より良い選択肢を求め続けていると、
    手元のカードが増えるのではなく、
    カードの「賞味期限」が切れていってしまいます。

    次の選択肢を検討するのは、
    少し前進してからで間に合います。

    走るサラリーマン

    巧遅は拙速に如かず

    せっかちくらいがちょうど良い

    ある会社に新商品開発の提案をしました。

    会社に眠る既存の技術を使い、
    社会課題を解決しようというアイデアです。

    このときは、
    製品の完成を待たずに、
    実証実験の取材会を開催しました。

    100%の完成を待つと、
    数ヶ月、あるいは1年以上かかってしまうかもしれません。

    しかし、
    実証実験ということであれば、
    完成していなくても、
    仮に一部の機能だけであってもお披露目可能です。

    プレスリリースを発信したところ、
    新聞やテレビに複数取り上げられ、
    地方中小企業が社会課題を解決しようとする、
    その挑戦の様子を多くの方に伝えることができました。

    もちろん実証実験で得られた貴重なデータは、
    製品開発の貴重な資料となります。

    また、
    既に製品化されている、
    既存商品の売り上げアップにも繋がりました。

    製品の完成を待たずに
    プレスリリースを打つなんて、
    せっかちだと思われるかもしれません。

    でも、
    それくらいのスピード感でちょうど良いのです。

    地方中小企業に重要なのは、
    まず動くこと、
    そして、
    動いてから次を考えること
    です。

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