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コラム

事業相談を受けて成果を出す人と出せない人の違い

    相談する側の勘違い

    事業相談(コンサルティング)を
    日常的に行っています。

    たまにいらっしゃるのが、
    私と話しさえすれば、
    それだけで成果を得られると勘違いしている方です。

    こんなことがありました。

    サービス業の経営者の方が、
    集客を増やしたいと相談にいらっしゃいました。

    私があるアイデアを提案したところ、
    「これは自分がやるんですか?」
    とご不満そうに言います。

    つまり、
    私と話すだけで、
    何か魔法の杖のようなものを授けてもらい、
    汗をかかなくても
    売上アップを実現できると思い込んでいたのです。

    これは壮大な勘違いです。

    事業相談で提供できるのは、
    知恵とアイデアです。

    その知恵とアイデアを使って、
    つまり、実際に行動して、
    売上アップを実現するのは
    事業者さんです。私ではありません。

    動ける人が強い

    事業相談を受けた後に、
    実際に行動しないと成果は得られません。

    つまり鍵は、
    「行動」です。

    しかも経営に魔法の杖はないので、
    「行動」をできるだけ手数多く実行できる方は、
    それだけ成功の確率が高まります。

    成果の出ない方法にいつまでも固執したり、
    昔ながらの取り組みにしがみついてしまうと、
    いくら行動を積み重ねても成果は出ないのです。

    私は5年間で2,600件以上の
    事業相談を行いました。

    知恵とアイデアをご提案し続けたなかで、
    素早く売上アップを実現した方には、
    ・まずすぐに動く
    ・動きながら考える
    という特徴がありました。

    第三者から得た知恵とアイデアを用い、
    まずは動いてみること。

    そして新しい取り組みにありがちな諸課題を、
    動きながら解決していく。

    こんなイメージで行動する方が強かったです。

    100点満点の答えだけを、
    青い鳥を追うように探し続ける方は
    行動量が足りないことがほとんど。

    迅速に
    動き続ける人が強い、
    というのが私の持論です。

    坂道を走る男性

    keep moving forward

    「踏み台」として使う

    事業相談やコンサルティングは
    「踏み台」のようなものです。

    自分だけでは
    高いところにある果実に手が届かない方に、
    知恵とアイデアという、
    踏み台を提供しています。

    私が代わりに踏み台に足を掛け、
    どの果実が良いかを選んだり、
    果実を実際に手にすることはしません。

    行動して成果を得るのは事業者さんです。

    事業相談やコンサルティングは
    あくまで「踏み台」。

    提案された知恵とアイデアを
    使うのも使わないのも、
    それは事業者さんの自由です。

    しかし、
    一つだけ言えるのは、
    行動しないと成果は得られないということ。

    事業相談を受けた後に必要なのは、
    まず動くこと
    です。

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