人を紹介するのは「重い」
○○さんを紹介してください、
と言われたことがありませんか?
紹介する重み
以前にこんなことがありました。
懇意にしている経営者の方から、
「岡田さんが繋がっていると思われる、
○○さんを紹介してもらえませんか?」
というお声がけがありました。
それに対し、
「申し訳ないですが、
知っている方ではありますが紹介できません」
とお返事しました。
私にとって○○さんは、
責任を持ってご紹介できる方ではなかったからです。
もう少し具体的に言うと、
人柄だとかに問題があるわけではなく、
仕事をする上での感性が、
悪い意味で独特の方だったのです。
私にはどうしても、
その経営者に貢献できる方とは思えませんでした。
私の大事な知人に対し、
求められたからといって誰でも安易に、
お引き合わせするわけにはいきません。
紹介したからには、
私にも一定の責任が生まれますし、
場合によっては、
お互いの信頼関係にも影響しかねないからです。
人を紹介する重みを
改めて確認した出来事でした。
紹介されるのも重い
逆もまた同様。
ある方から私に対し、
「今度、△△さんという方をお引き合わせします」
と提案があり、お会いしたことがあります。
ただ、残念なことに、
私には特に響くものがありませんでした。
どうやら先方も同じ感触を抱いているご様子。
お互いに必要な存在になれそうにないというか、
補い合える関係にはならないだろうと感じました。
紹介しようとしてくれた方は
よかれと思って引き合わせてくれたのでしょうが、
私にとっては時間の無駄でした。
それは先方も同じはず。
紹介されたからには、
何が何でも意気投合しなくてはならない、
なんてことはありません。
誰かと誰かを引き合わせようとするからには、
・単純な飲み会なのか
・その後のご縁を作るためなのか
・仲介者のためのきっかけ作りなのか
そのあたり事前に教えてほしいなと
思った出来事でした。
人脈という言葉
人脈という言葉を勘違いしている方が多いです。
ただ名刺交換をしただけで、
人の繋がりを作れるものではありません。
相手のことを思いやり、
ためになる情報などを提供してこそ、
相手から必要な存在になることができます。
そこまで関係性を深めて、
初めて、人脈と呼べるものになります。
そして、
その人脈は感情を伴うものです。
不義理を働けば距離を置かれますし、
さらに貢献できれば、
より関係性は深まります。
自分の人脈をどう作ろうが、
それはご本人の自由です。
ただし、
他人の人脈に関与しようとする場合は、
細心の注意が必要です。
このあたり、
軽く考えて行動してしまうと、
ご自身の信用を傷つけかねません。
■今日の出来事
京都から水無月を取り寄せました。
関連記事