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コラム

屋号・ブランド名・商品名の決め方

    美容室の屋号って、
    フランス語みたいなのが多くて困ります。

    読むことができるか

    美容系の個人事業主や法人のご支援をする際に、
    困ってしまうことがあります。
    屋号が読めないのです。

    だいたいがフランス語をそのまま表記していて、
    英語ならまだしもフランス語の素養がない私には、
    まったく読むことができません。

    例えば、
    「Boutique de tasses à thé」
    というお店があったとしましょう。

    おしゃれな感じは伝わるのですが、
    そもそも何屋なのかもわからないですよね。
    (茶碗屋をGoogle翻訳でフランス語にしました)

    これは見込客にとっても同じ不便を与えているわけで、
    「読み方があっているかな、
    間違っていたら申し訳ないな」
    と思わせてしまっていることが想像できます。

    要は
    屋号を読める店と読めない店
    があった場合、
    屋号が読めない店は
    消費者に選ばれないということです。

    読みづらい名称であるが故に、
    売り逃しが発生してしまっているとしたら、
    本末転倒。

    名称を決めるのはオーナーの特権です。
    しかし、
    見込客が読めなければ元も子もありません。

    自分の想定する見込客に、説明せずとも、
    読んでもらえるような名称にしましょう。

    フランス語と表示されている電光掲示板

    屋号は読んでもらえることも重要です

    聞き取れるか

    さらに重要なのは音声メディアに対応することです。
    要は聞き取りやすい名称であること。

    ポッドキャストなどを自分で配信する場合でも、
    音声広告を出稿する場合でも、
    名称が聞き取りづらいのは致命傷です。

    音声メディア市場が広がりを見せているからこそ、
    聞き取れること
    そして、その後の検索に耐えうること
    が求められます。

    ちなみに音声プラットフォームのVoicyは、
    2021年の年間利用者数(リスナー数)が、
    前年比2倍の1,300万人超だったそうです。

    また、私が昨年度、
    番組を持たせてもらったコミュニティFMは
    2010年に全国で238局だったのが、
    2021年には330局超に増えています。

    屋号・ブランド名・商品名をこれから決めるなら、
    音声メディアに相性の良い名称にするのは、
    必須と言える状況です。

    すぐに商標を守る

    大事な商標はすぐに守るのが鉄則です。

    「まだ始めたばかりだから、、、」
    「こんな小さな会社だから、、、」
    といって商標登録を後回しにする事業者さんが多いです。

    しかし、
    商標登録は早い者勝ち。

    つまり、
    商標登録せずに商標の使用を開始してしまうと、
    その後、
    第三者が商標登録を行ってしまった場合に、
    その第三者が保護されてしまうことになります。

    見込客に読んでもらえる名称であること、
    そして、
    広がりつつある音声メディアにも相性の良い、
    聞き取りやすい名称であること。

    さらに、
    大事な屋号・ブランド名・商品名はすぐに商標登録すること。

    これらをぜひ頭の片隅の置いて、
    名称を決めましょう。

    ■今日の出来事
    朝と夕方に大雨が降ったので、
    ウォーキングができませんでした。

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