Amazonのカスタマーレビューを書いた話
![](https://sr14th.com/wp-content/uploads/2022/06/スクリーンショット-2022-06-09-9.50.01-e1656835050885.png)
家業を事業譲渡した経緯を、
単行本に収録してもらいました。
なぜ倒産
この本に、
家業を投資ファンドに事業譲渡せざるを得なくなった経緯が
収録されています。
もともとは、
日経トップリーダー2020年3,4月号に
掲載された記事です。
内容は、
ある支援機関で私が講演した際の様子を、
記者さんに書き起こしてもらったもので、
その後さらに、
数字などの事実関係を整理整頓してもらいました。
社長就任の経緯から中小企業支援家に転じるまでを
丁寧に聞き出してもらえたので、
単に家業を倒産させた話で終わっておらず、
第二の社会人人生を歩んでいる様子もお伝えできています。
![なぜ倒産 令和・粉飾編](https://sr14th.com/wp-content/uploads/2022/06/スクリーンショット-2022-06-09-9.50.01-215x300.png)
家業を事業譲渡した経緯を取り上げてもらいました
そもそもの経緯
実は自分で本を書こうと思っていて、
日経BPさんにアポを取ったことがきっかけでした。
出版企画の持ち込みというやつです。
その時のお返事は
「1つの中小企業の事例だけで本を出すことは難しい」
ということでした。
しかし、
家業の事業譲渡をお話しする講演の案内をしたところ、
わざわざ来てくださり、
翌日も講演で話しきれなかった部分を取材してもらい、
前述の日経トップリーダーの記事になりました。
自分でどぶ板営業をしたことが、
結果、当初の目的を達成することになったわけで、
やはり、さっさと動くというのは
何より大事だなと再認識した次第です。
Amazonのカスタマーレビュー
献本してもらったので、
本書をAmazonで購入していないのですが、
このようなカスタマーレビューを書きました。
「家業を倒産させた経緯を丁寧に取材してもらいました。私自身が経営に携わっていた時は、名のある経営者の成功談を参考にするよりも、「絶対にしてはいけない失敗」を学びたいと考えていました。私の経験が失敗談から学びを得ようとする、現役経営者のお役に立てればと思います。」
地方中小企業の経営は余裕がないことがほとんどです。
人数的にも、能力的にも、資金的にも。
それはつまり、
失敗が即座に会社の存亡に関わりかねないことを意味します。
私が経営していた家業も、
資金繰りがギリギリでしたので、
経営判断の失敗は許されない状態が続いていました。
そんなときに参考になるのは、
有名経営者の伝記ではなく、
他社の失敗事例、
つまり「絶対に踏んではいけない地雷の場所」です。
私自身が、
日経ビジネス「敗軍の将、兵を語る」
という連載を好んでいたのもそのためです。
家業を投資ファンドに渡さざるを得なくなった、
というのは情けない話なのですが、
自分自身が多くの失敗事例から学ばせてもらった経緯があります。
現役の経営者や、
経営者を目指す方のお役に立てればと思い、
経験をお伝えすることにしています。
また、こうして本書に協力することができて、
応援していただいた方々に、
少しですが恩返しできたように思っています。
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