地方中小企業が持続可能性を高めるための踏み台になります

050-3557-7157

コラム

Amazonのカスタマーレビューを書いた話

    家業を事業譲渡した経緯を、
    単行本に収録してもらいました。

    なぜ倒産

    なぜ倒産 令和・粉飾編 ― 破綻18社に学ぶ失敗の法則

    この本に、
    家業を投資ファンドに事業譲渡せざるを得なくなった経緯が
    収録されています。

    もともとは、
    日経トップリーダー2020年3,4月号に
    掲載された記事です。

    内容は、
    ある支援機関で私が講演した際の様子を、
    記者さんに書き起こしてもらったもので、
    その後さらに、
    数字などの事実関係を整理整頓してもらいました。

    社長就任の経緯から中小企業支援家に転じるまでを
    丁寧に聞き出してもらえたので、
    単に家業を倒産させた話で終わっておらず、
    第二の社会人人生を歩んでいる様子もお伝えできています。

    なぜ倒産 令和・粉飾編

    家業を事業譲渡した経緯を取り上げてもらいました

    そもそもの経緯

    実は自分で本を書こうと思っていて、
    日経BPさんにアポを取ったことがきっかけでした。
    出版企画の持ち込みというやつです。

    その時のお返事は
    「1つの中小企業の事例だけで本を出すことは難しい」
    ということでした。

    しかし、
    家業の事業譲渡をお話しする講演の案内をしたところ、
    わざわざ来てくださり、
    翌日も講演で話しきれなかった部分を取材してもらい、
    前述の日経トップリーダーの記事になりました。

    自分でどぶ板営業をしたことが、
    結果、当初の目的を達成することになったわけで、
    やはり、さっさと動くというのは
    何より大事だなと再認識した次第です。

    Amazonのカスタマーレビュー

    献本してもらったので、
    本書をAmazonで購入していないのですが、
    このようなカスタマーレビューを書きました。

    「家業を倒産させた経緯を丁寧に取材してもらいました。私自身が経営に携わっていた時は、名のある経営者の成功談を参考にするよりも、「絶対にしてはいけない失敗」を学びたいと考えていました。私の経験が失敗談から学びを得ようとする、現役経営者のお役に立てればと思います。」

    地方中小企業の経営は余裕がないことがほとんどです。
    人数的にも、能力的にも、資金的にも。

    それはつまり、
    失敗が即座に会社の存亡に関わりかねないことを意味します。

    私が経営していた家業も、
    資金繰りがギリギリでしたので、
    経営判断の失敗は許されない状態が続いていました。

    そんなときに参考になるのは、
    有名経営者の伝記ではなく、
    他社の失敗事例、
    つまり「絶対に踏んではいけない地雷の場所」です。

    私自身が、
    日経ビジネス「敗軍の将、兵を語る」
    という連載を好んでいたのもそのためです。

    家業を投資ファンドに渡さざるを得なくなった、
    というのは情けない話なのですが、
    自分自身が多くの失敗事例から学ばせてもらった経緯があります。

    現役の経営者や、
    経営者を目指す方のお役に立てればと思い、
    経験をお伝えすることにしています。

    また、こうして本書に協力することができて、
    応援していただいた方々に、
    少しですが恩返しできたように思っています。

    関連記事

    TOP