地方中小企業が持続可能性を高めるための踏み台になります

050-3557-7157

コラム

人前で話す時に気をつけていること

午前中に地域企業の幹部候補向けに講演してきました。

新しいトピックを入れる

今年で6年連続呼んでいただいている案件で、江戸時代から続く家業を投資ファンドへ事業譲渡した経緯をお話ししてきました。コーディネーターの先生お二人も同席しているので去年とまったく同じ話をするのは申し訳なく、新しいトピックを織り交ぜてみました。

追加したのは来月から商売の現場へ戻ることについてです。これまで8年半、中小企業支援に携わってきていた話の流れで、また地方中小企業の経営者になることを報告してみました。

人前でお話しする時にちょっとした気遣いをするととても喜んでもらえるものです。相手の期待を半歩でも上回ることが出来れば成功で、何も奇をてらう必要はありません。去年と同じ話なのだろうなと思われている中で、ほんの少しでも手を入れた手間を評価してもらえれば今回も呼んでもらった甲斐があったというものです。

実はもう一つ新たなトピックを織り交ぜましたが、こちらは秘密。クローズドな環境だからこそお話しできることもあるわけで、参加者の満足度が上がるであろう情報を追記してみました。これまでは迷った末に避けていた情報でしたが、盛り込んだことで全体の流れがよりしっかりしたものになったように思います。

時間厳守

講演で最低限気を付けるようにしているのが、終了時間を厳守することです。講演の後には必ず他の予定が入っているでしょうから、私がダラダラと話して時間泥棒をするわけにはいきません。今日は10時から11時30分が私の持ち時間だったので、11時28分に終わって質疑応答に移りました。

以前に参加したセミナーで終了時間が大幅に延びてしまったことがあり、次の予定が入っていた私はハラハラしたものです。セミナー終了と同時に会場を飛び出ましたが、他にも困っていた人がいたはず。話したいことを時間を気にせずに話し続ける講師は害悪ですらあると思います。

私が企画する立場で関わったセミナーで講師が時間を超過しそうな場合、容赦なく割って入って終了時間を守るように仕切ります。ある講師は人前で話すのがうれしくなってしまったのか、持ち時間の半分以上を自分の業績の説明に費やす始末。案の定、本編の時間が足りなくなってしまうことに。この時は質疑応答の時間を調整して終了時間は守りましたが、ある参加者からは質疑応答が短くなったことへのクレームをいただくことになってしまいました。

人前で話すということは持ち時間×人数分の時間を預かるということです。たった1分の超過であっても参加者が60人いれば1時間を盗んだのと同じ。持ち時間を厳守するのは最低限の仕事だと考えています。

ちなみに今日は時間通りに会場を出て京都へ向かいました。あわよくば墓参りをしようと考えていましたが時間が足りず、うどんと鯖寿司を食べて新幹線へ飛び乗りました。福岡へ戻ったら取引先様が企画してくれた送別会です。

壁掛け時計

時間を守りましょう

上着を着るか着ないか

普段は中小企業支援の現場でユニクロのシャツを着ています。上着を着ることなんてなくて、寒くなればセーターとブルゾンを羽織っています。これは中小企業の社長に合わせて選んでいる服装です。私が対話する経営者はスーツにネクタイを締めている人なんていなくて、みなさんビジネスカジュアルや作業着です。そんな彼ら彼女らと向き合うのに私だけスーツにネクタイでは気取っていると思われるでしょう。

人前で話す時はそれなりに服装に気を遣います。今日はワイシャツにカジュアルな上着を着て行きました。おそらく会社が参加費を払って開催されているセミナーなのですから、いつものような服装では合わないという判断です。しかし、上着は話し始める前に脱がせてもらいました。人前で話しているとあっという間に暑くなるからです。

さらにかっちりとしたセミナーであればスーツを選んだことでしょうが、そこまでのセミナーで話す機会はそうそうありません。地域の経営者さん向けにホテルの宴会場で話すような場合であれば、スーツにネクタイは必須でしょう。

来月上旬にある業界の経営者さんの集まりで話す機会があります。さて、この時はどんな服装にしましょうか。ホテルの宴会場で話すことになりそうですが、メインはどうやら文字通りの宴会だと思われます。あまりかっちりした服装で行ったら一人で浮いてしまいそう。今日くらいの服装がちょうど良いのかなと考えています。

関連記事

TOP