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コラム

飲み会の席で話すこと

来月から商売の現場に戻ることになり、送別会といった感じの飲み会が続いています。ほとんどの人とは穏やかに楽しい時間を過ごすことができるのですが、たまに困った人に出くわしてしまうこともあります。飲み会の席で話すことについて書いてみます。

政治の話をするかどうか

先日、ある飲み会に呼んでもらいました。部署を横断して様々な方が参加していて、中には困ってしまうような話題にこだわる人もいました。要は政治の話で、さらに言うと最近流行の某政党支持者が言いそうなことばかり話すのです。個人の思想信条がどうであろうと、私は他人のそれにまったく興味はありませんが、飲み会の席で話題にしたがる人には困ってしまいます。黙っておけとも言えず、やんわりと話題を変えようとするも、そうした空気を読めるような人ではないのですっかり手を焼いてしまいました。

どうせ話題にするなら、確固とした思想の背景のようなものがあればまだマシなのですが、どうやらSNSなどで流れている情報を鵜呑みにしているだけのようでした。どこかで見かけたことのあるような噂話レベル。「そんなこと得意げに話していて気分が良いのか?」と尋ねたくなるのをぐっとこらえるのが大変でした。ああした言説に振り回される人というのは他人の悪口を言い続けているのと同じで、本人は何かを嘆いているつもりでも近くで聞いていると滑稽ですらありました。

私は飲み会の席で進んで政治の話をすることはありません。アルコールが入った状態でまともな議論などできるわけもなく、どうせ自説の押し付け合いになるだけ。後で不愉快な思いを残してしまうくらいであれば、最初から避けてしまおうと考えています。

仕事の話を終えてから飲みに行く

仕事仲間と飲みに行く時、私は仕事の延長線上の話はしないことにしています。仕事をするなら飲む前に済ませておけと考えてしまいます。もちろん軽く話題になることはありますが、その程度で終えるようにしていて、深く突っ込んだ議論はしません。お酒を飲んだら馬鹿話をするに限ります。

家業の代表取締役をしていた時も、従業員さんと飲みに行っても、ややこしい仕事の話はほとんどしてこなかったつもりです。飲み会の席で仕事の何かが決まっていくなんて健全ではありません。仕事の話は就業時間中に、というのが私のポリシーです。

中小企業支援家に転身してからは、飲んで仕事の話をするなど絶対にNGになりました。事業者さんの固有名詞や相談内容などを話してしまったら、あっという間に信用を失ってしまいます。平気で企業名などを出す人がいて驚いたことがありますが、こうした仕事に就いているなら、飲んでいようがいまいが避けなくてはいけません。どこで誰が聞き耳を立てているのかわからないのですから。

少し話はそれますが、喫茶店や新幹線でパソコンを開いている人も要注意です。本人は見られていない自信があるのかもしれませんが、なんとなく見えてしまった経験が多々あります。Outlookを開いていたり、何かの生産管理の状況を確認していたり。悪意のある人であれば、今どきスマホで簡単に撮影できてしまいます。その後にもしSNS等に流出したら大騒ぎになることでしょう。

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中庸が望ましいと思っています

人に話を振る余裕を持つ

飲み会の時に困ってしまうのが、自分の昔話や自慢話ばかりをしてくる人です。適当なところまでは耳を傾けるのですが、あまりに長い間続くようだと割って入らないとこちらが疲れてしまいます。別の飲み会の時にもそんなことがあったので、口を挟めないでいた若い人に話を振りました。

私も酔っ払う方なので自分を戒めているのですが、「自分が話したくなる時は話さない方が良い」と考えるようにしています。本能の赴くままに話し続けていたら、人の話も聞かずにしゃべり続けるだけになってしまうでしょう。基本的には人の話を聞いているくらいで、話し続けている人がいたら、他の人に話を振るくらいの余裕を持つのがちょうど良いと思っています。

こうした配慮ができるのも、せいぜい6人くらいまででしょうか。それ以上になると会話のグループが分かれてしまい、目配りできなくなります。そのため、私が幹事をする時は最大6名くらいまでに留めるようにしています。

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