日経電子版で保存した記事(2025年10月)

日経電子版で保存した記事の中から、ここ最近で気になったものを紹介し、私の考えや連想したことを書いてみます。
「救護班」の違和感(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO91512580U5A920C2UU8000/
記事では「コーチはなるべくマウンドにいかないに限る」と持論が述べられています。中小企業支援も同じだと思っていて、ベタベタと経営者に接するのは贔屓の引き倒しになります。経営者は日々奮闘されているわけで、必要な時だけそっと助力をするくらいがちょうど良いのです。
事業の主役は事業者です。中小企業支援家はあくまで裏方で、無駄に出しゃばると見苦しいだけだと考えています。以前にある人物が支援事例らしきものをしきりに発信していましたが、事業者からクレームが入ったそう。「そんな支援を受けた覚えはない」と指摘されてしまったのです。当初は高い志を持っていたのかもしれませんが、いつしか裸の王様になってしまい、事業の主役は事業者だということを忘れてしまったのでしょう。
私も支援事例を発表することがありますが、いずれも内容や書きぶりは事業者の確認を念入りに取るようにしています。特に新聞に寄稿した際はいつまでも残るものになるので、丁寧に打ち合わせをして書かせてもらいました。
不法移民「全部ゲットだぜ」 米当局摘発動画、無断でポケモン(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO91577770X20C25A9FF8000/
あるイラストレーターのパクリ疑惑がニュースになっています。何十年も前は大らかな時もあったのかもしれませんが、今どきはすべてが人目にさらされてしまう時代。著作権については特に慎重に対処する必要があります。
以前にある人物が会社でSNSの発信を手がけていて、某キャラクターの画像を無断で使用してしまったことがあるそう。共通の知人から「こんなことを仕出かしてしまったらしい」と聞かされた時には呆れたものです。その後、退職を余儀なくされたようで大きな代償を払うことになりました。
私は顧問先の経営者などと対話していて気になったことがあると、すぐに商標等を検索して調べるようにしています。他社がすでに商標登録などしていないかをチェックするためです。創業間もない企業や個人も同じで特に商標には注意が必要。登録を後回しにしているうちに、大会社に先を越されてしまったなんてこともありました。大事な商標はしっかり守りましょう。
豪オプタスが通信障害 緊急通報600件不通(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO91642550Q5A930C2FFJ000/
「通信障害で約600件の緊急通報ができなかった」そう。普段は当たり前に使えている通信手段ですが、いざ使えなくなると大きな悪影響が生じます。
私の趣味はアマチュア無線で、トランシーバーを片手に低い山から電波を出すことを楽しんでいます。といっても夏の間は暑くてお休みをしていて、そろそろ再開しようかなと考えているところ。11月から新しい土地で働くことになるので、アマチュア無線でその土地の局長さんと繋がることを楽しみにしています。
スマホに依存しきっているのは私も同じですが、情報を取得したり発信するための予備手段は確保しておくようにしています。ラジオは自宅に置いているのはもちろん、出張時にも持ち歩いていますし、アマチュア無線では非常通信をすることも可能です。
災害はいつか必ずやってきます。その時にスマホが使えれば良いですが、1日も経たずにバッテリーが切れてしまうはず。備えよ常に、です。

マウンドではピッチャーが主役です
男性の日傘利用4割超え(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO91748640V01C25A0CM0000/
「記録的猛暑となった今夏、男性の44%が日傘を利用し、このうち44%が今年から使い始めた」そう。私も折りたたみ傘を日傘にしていて、一年中さしています。この歳になると紫外線を暴力的に感じるようになり、日焼け止めと共に手放せません。
先日、目の周りにできたシミにレーザーを当てました。今は次回診察時までシールを貼っていて保護しているところ。半年くらいで落ち着くようなので気長に待つことにしています。30年前にボートを漕いでいた時は紫外線なんて気にもしていませんでしたが、その頃に浴びたものが今になって体に表れているのでしょうか。
(未来にモテるマーケティング) 選ばれる組織の信頼構築術 千葉の産院、「約束」語り成長(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO91718530T01C25A0H24A00/
記事では「約束」という単語が使われていますが「存在理由」とも言い換えられるでしょう。事業会社を営むのであれば存続するために利益は必須です。しかし、数字ばかりを追い求めても利益が増えることはありません。数字の背景にあるビジョンや存在理由を常に示し続けない限り、顧客や従業員に選ばれることがないからです。
数字は結果に過ぎません。困ったらビジョンや存在理由に立ち戻り、次の行動を選択しましょう。
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