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コラム

消費者を選んでいるか

    売り手と買い手の関係は対等です。
    売り手も買い手を選ぶことができます。

     

    顧客名簿が「濁る」

    消費者が商品やサービスを選ぶのは当たり前の話です。

    その逆に、
    事業者が消費者を意識して選ぶことも重要です。

    ここの理解ができていないと、
    何が起きてしまうでしょうか。

    顧客名簿が「濁って」しまいます。

    どういう現象かというと、
    本来来て欲しくないような人や、
    価値観の合わない人ばかりが
    顧客として集まってしまう現象です。

    顧客名簿が資産にならないばかりか、
    本来、来て欲しい見込客が
    離れていってしまうことにも繋がります。

    これではなんのために商売をしているのか、
    わからなくなってしまいます。

    買い物の様子

    消費者を選んでいますか

    必要なのは「理想の顧客像」

    自分の商品やサービスを、
    どんな消費者に使ってもらいたいのか。
    そのイメージをはっきりと持つことが重要です。

    年齢、職業、収入、家族構成、性格、
    習慣、買い物の場所、住んでいる場所、
    自宅のこだわり、読んでいる本・雑誌、
    趣味・生きがい、休日の過ごし方
    大事にしていること、挑戦したいこと
    現在の悩み、、、

    こんなことを想像してみると、
    理想の顧客像が浮かび上がってくるはずです。

    この理想の顧客像を持たずに、
    やみくもに商売を始めてしまうと、
    ズレた消費者に商品やサービスを届けてしまい、
    顧客名簿が濁ってしまうわけです。

    例えば、

    安さばかりを強調すると、
    1円でも安い物を探している人が寄り集まります。

    納期の早さばかりを強調すると、
    スピードを何よりも重視する人が寄り集まります。

    その客層は求めていた人々なのか。

    理想の顧客像をイメージし、
    その顧客に届くように
    商品やサービスの価値を伝えることが必要です。

    顧客を絞る勇気を持つ

    商売を手掛ける経営者なら、
    自社の商品やサービスを、
    全国のできるだけ多くの人に買ってもらいたい
    と考えるかもしれません。

    かつての私もそうでした。

    でも、
    不特定多数の多くの人に届けようとすればするほど、
    商品は売れないものです。

    理想の顧客像をしっかりとイメージし、
    その顧客だけに刺さるように価値を伝えましょう。
    つまり、顧客を絞る勇気を持つことです。

    顧客像を絞りきれば、
    反対に、
    深追いする必要の無い消費者像が浮かび上がります。

    自分たちはどのような人に
    商品やサービスを買ってもらいたいのか。
    その人はどのような価値を大事にしている人なのか。

    「澄んだ」顧客名簿を手に入れるためには、
    消費者を選んで商売をしましょう。

    ■今日の出来事
    カーシェアリングを利用しようとしたら、
    ガソリンがほぼ空で、
    あわててガソリンスタンドを探しました。

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