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コラム

社会保険労務士手帳を濡らしてしまった

普段はリュックで移動しています。先日、水筒の中身が漏れてしまいました。

リュックの中で水筒の栓が緩んでいた

先日、リュックの中で水筒の栓が緩んでいて、ルイボスティが漏れてしまいました。気づいた時には水筒が半分くらいの重さになっていたので結構な量です。リュックを前で抱えてバスの席に座っていて、降りて異変に気付いた時には膝までびしょびしょになっていました。

その時は特に実害は無いと思っていたのですが、一週間経ってから小物を入れていた袋にも浸水していたことが判明。薬、絆創膏、お守り、社会保険労務士手帳がルイボスティで濡れて生乾きになっているという最悪の状態で見つかりました。中でも大きな被害だったのが社会保険労務士手帳。ビニールのケースに紙の手帳と証票が入っていて、手帳はなんとか乾かしたもののもはや捨ててしまいたいレベル。証票はパウチされていたので無事でした。

社会保険労務士らしい実務はまったく手掛けていないものの、屋号で掲げているので手帳は持ち歩いています。「本当に社会保険労務士なのか」などと尋ねられた時にさっと取り出せるようにしておかないとみっともないからです。といってもこれまでそんな会話をしたことはまったくなく、我ながら何のために屋号で掲げているのかわからなくなりつつあります。

持ち歩いている証票は2枚。正確には社会保険労務士会連合会の証票と、福岡県社会保険労務士会の会員証です。なんで2枚に分かれているのでしょうね、そんなことすら把握していない社会保険労務士です。

広告を出したものの問い合わせは不要

茶道関連で冊子に広告を出して欲しいと依頼されました。出稿するのには何の問題も無いのですが、考えてしまったのが広告の内容。社会保険労務士の実務を避け続けているので、問い合わせをいただいてしまったらそれはそれで困ります。「問い合わせ不可」なんて記載するわけにもいかないので、どんな文言にするべきか悩んでしまったのです。

結局、シンプルに「社会保険労務士岡田事務所 特定社会保険労務士岡田高幸」として、さらに社会保険労務士会連合会の登録番号と、福岡県社会保険労務士会の会員番号だけを記載しました。住所や電話番号、メールアドレスは無し。これなら問い合わせも入らないでしょうし、かつ、どこの誰だかはわかっていただけるはず。初めての広告出稿で、問い合わせが入らないことを祈っています。

ちなみにこの広告を取りまとめている方への申し込みはファクスのみ。私の事務所にはファクスもプリンターもないので、コンビニから送っておきました。A4、1枚の送信で50円。家のすぐ近くにコンビニがあるので、ファクスとプリンターは今後も持たないことに決めています。翌日には知らない番号から電話が掛かってきて、ファクス受信のご連絡でした。本当に遅れているのか、判読可能な状態なのかと心配だったのでありがたかったです。

三本の水筒

水漏れしていないかよく確認しましょう

なぜ社会保険労務士の屋号を掲げているのか

中小企業支援家に転身して9年目を迎えています。家業を投資ファンドへ事業譲渡した後の2015年6月に社会保険労務士岡田事務所を開業し、今に至っています。その間、社会保険労務士らしい業務をしたのはほんの数えるほどです。障害年金の請求代行を数件やったくらいで、実務経験はほぼゼロ。たまに顧問先の担当者に年金についてなど尋ねられても、「ネットで調べてください」と(冗談でなく)言い放っているくらいです。

それでも社会保険労務士としての登録を維持しているのは、胡散臭い専門家らしき人々が跋扈している中小企業支援業界で資格を持っていることが安心感につながると信じているから。大企業OBや行政関係者が何の経営経験もないのに経営者に「指導」や「診断」をしているのに違和感を抱いていて、そうした人々とは背景が違うと示すために資格を利用させてもらっています。効果を測定できるわけでもないのですが、無いよりは有った方が良いのは確かなようです。

秋から働き方が変わる予定ですが、社会保険労務士としての登録は維持するつもり。登録していないと「社会保険労務士」と名乗れなくなってしまうからです。かつての家業では先輩ばかりの従業員に対し、労務管理については一定の知見を持っていると示すための牽制に使った資格。この先も役に立つ場面があるのでしょうか。

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