情報発信をどのように止めるか

諸事情でこのブログを含めた情報発信を数ヶ月後にはお休みさせてもらうことになりました。情報発信を止めることについて書いてみます。
スーツを買わなければならない
秋からスーツを着る機会が増えます。そのため秋冬3着と礼服を新調しようと計画中。最後にスーツを着たのがいつだったか思い出せない生活が続いていましたが、また以前のようにパリッとした服装をすることになります。他にもいろいろ揃えなければいけないものがありそうで、まずはスーツから着手することにしました。
スーツを買うのと関係して、情報発信をしばらくお休みすることになります。ブログ、メルマガ、ポッドキャストを適当なタイミングで休止しなくてはいけません。時間が取れなくなるのが唯一の理由で、不定期に更新することはあるかもしれませんが基本的にはお休みさせてもらうつもり。特にこのブログは3年以上続けていて、私の思考の軸にもなっている媒体ですがやむを得ません。
ポッドキャストは今月に収録し、9月配信分が最後となります。目標としていた100回を超えたばかりでこちらもブログ同様に心残りではあります。すでにアシスタントのにしべちえさんにはお伝えしていて、これからどのような最終回にするかを相談することになります。
情報発信を始めるという話はよく聞く一方で、いかに止めるかという話はあまり表に出てこないように感じます。多くがひっそりと更新が途切れて消えていってしまっているのでしょう。今回のように事前に予告して休止するというのは珍しく、それはそれで発信のコンテンツになるかななどと考えています。
情報発信を止める不安
これだけ習慣化されていると、特にブログを止めることに不安があります。毎日1700文字以上の言葉を繫ぐのは私にとっては思考そのものなので、大事な何かが失われてしまうような気がするのです。そう考えると、何らかの形で文章を書くのは続けなければいけないですね。
ある顧問先ではInstagramを運用していて、一定のコンセプトで発信し続けています。当初は情報発信を勧める私に文句を言っていた経営者でしたが、今ではご自身で楽しそうに運用されています。バズるようなことは目指していなくて、新規事業を知ってもらうためのアカウントと割り切っています。何万人もフォロワーがいるわけではないものの、熱心なファンが徐々に増えているようです。もはや欠くことのできない商売道具になってしまっているので、今回の私のように止めることなんて微塵も考えていないに違いありません。
反対にある創業間もない会社は情報発信ゼロ。私がいくら勧めても頑固に取り組まないので放っておいています。まだ何者でも無いのだから自分たちから知ってもらう努力をしなければならないのに、どうしてそんなに楽観的というか強気なのか不思議です。売上も低空飛行が続いていて、見込客に知ってもらわなければならない状況であることは経営者が一番身にしみていると思うのに。世の中には不思議な経営者もいるものです。

いったんお休みします
メルマガは今でも有効な媒体
ある関与先では特定のグループ向けにメルマガを配信しています。これも同じく終わることになります。後任が同じような発信をするかどうかも不明で、それなりに反応を得られる媒体であると引き継いでおかねばなりません。このメルマガの末尾には、毎号、私のコラムを載せています。コラムといってもこのブログの記事を流用しているだけ。直近のブログ記事の中からふさわしいものを選んで転載しています。こうしたコラムを載せているのが珍しいらしく、貴重なコミュニケーションの手段にもなっているくらいです。
メルマガというと古くさい媒体のように思われますが、使い方によっては今でも有効な道具になり得ます。3年以上配信してきた私が自分で確かめたことなので間違いありません。SNSを否定するつもりはありませんが、人はSNSに過大な期待を抱きすぎです。SNSさえ使えば世界中から注文が殺到するかのような幻影を抱いている人が今でもいるのには驚かされます。
SNSは飛び道具のようなもの。それ以前に基盤となる情報発信の媒体を持つべきだと思っていて、ブログやメルマガのような媒体が相応しいでしょう。
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