地方中小企業が持続可能性を高めるための踏み台になります

050-3557-7157

コラム

士業マーケティング 経営者と対話するために必要なインプット

雇われる立場から独立開業し、経営者と対話することに緊張する人もいるようです。どのような準備をして経営者の前に座れば良いのでしょうか。必要なインプットについて書いてみます。

日本経済新聞

まず必須なのが日本経済新聞の購読でしょう。世の中のことを広く浅く知るには非常に効率の良いインプットができる媒体です。経営者全員が読んでいるわけではもちろんありませんが、それなりの割合で目を通しているように感じます。最初の雑談のネタにするためにも、そして雑談のネタについていくためにも、ぜひ購読することをお勧めします。

中小企業支援に携わってきて、日本経済新聞を読んでいる経営者は減ってきているようにも感じます。それでも士業が購読するメリットはあると思っていて、例えば「御社に関わるこんな記事が出ていましたね」などと情報提供するのです。記事そのものを提供するのは著作権に関わりますが、こんな記事がありましたよと伝えるのは問題ありません。「うちの会社のことを気にしてくれていたのか」と喜んでもらえます。

中小企業支援家に転身して初めての土地で働き始めたときも、このテクニックで経営者と関係性を構築しました。士業が経営者と間合いを詰めるのに非常に有効です。

新聞の問題は毎日、読み終わった新聞紙が貯まっていくことです。私は古紙回収が面倒くさいので、もうずっと電子版で購読しています。iPadで新聞を読んでいるのです。紙面ビューアーを使えば紙と同じ感覚で読むことが可能。私のiPadは日本経済新聞を読むのと、スピンバイクを漕ぐときの動画再生用となっています。

NHKのニュース

私は基本的にテレビは観ませんが、朝のNHKのニュースをつけっぱなしにして日本経済新聞を読んでいます。新聞よりもさらにわかりやすく毎日の出来事を伝えてくれるので、朝のニュースだけは見続けています。民放は芸能ニュースが紛れ込むので避けています。芸能人がどうしたこうしたなんてまったく興味が無くて、そんなニュースらしきものに邪魔をされたくありません。

どこかでNHKのニュースは中学生でもわかるような表現を用いていると聞いたことがあります。経営者と会うからといって小難しいことを詰め込んだり、カタカナ語ばかり使ったりする必要はないのです。中学生向けレベルであっても、世の中の出来事を広く浅く把握すれば良いのです。

ちなみに私はカタカナ語が苦手。自分が使うのも、人から聞かされるのも避けたい性格です。カタカナ語でそれらしいことを言ってくる人に限って中身が伴っていないように感じていて、自分が調子に乗ってカタカナ語を用いないように気を付けています。ある時、「アグリーです」とか言っている人がいて心底バカだなと思いました。「賛成します」と言えばいいのに。そうした感性の合わない人には近づかないことにしています。

経営者の前に出るからと格好をつけてカタカナ語を使っても、その地に足が着いていない様子はすぐに見破られてしまいます。普段通りに話しましょう。

リビングにあるテレビ

テレビってうるさいですよね

BS世界のドキュメンタリー

NHKのBS世界のドキュメンタリーという番組を観ています。以前は録画していましたが、今はNHKオンデマンドでの視聴です。夕食後にスピンバイクを漕ぎながら観るにはちょうどよい長さです。世界の番組制作者がどのような視線を持っているかを知るにはこの番組がぴったり。さまざまなジャンルの番組が放送されるのをいつも楽しみにしています。

ただ、NHKオンデマンドで観ていると途中で止まることがあって、その度にiPadを再起動しています。うちのWi-Fiの問題のような気もしますが、スピンバイクを漕ぎながら再起動を強いられるのがストレスになりつつあります。Amazonプライムのようにダウンロードできると良いのですが。それ以外は特に不満はなく、最近はすっかり録画しない生活になってしまいました。

経営者と対話しようとするのであれば自分の専門分野だけでなく、世の中のことに広くアンテナを張る必要があります。商品やサービスを売ろうとばかりしているとあっという間に嫌われます。まずは経営者と同じように世の中の出来事に関心を持っていることを示し、徐々に間合いを詰めていきましょう。

amazon musicのバナー

Listen on Apple Podcasts

関連記事

TOP