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コラム

始発駅の近くに住んでいる

今日は顧問先への訪問日。自宅近くの始発駅から博多駅まで向かい、特急で移動します。

地下鉄が増発された

今の家は福岡市地下鉄の始発駅です。3年少し前に引っ越してきたときはバタバタで、ろくに地域のことを調べずに引っ越し先を決めてしまいました。駅があるのは知っていましたが始発駅であるとは思っていなかったですし、近くに散歩できるような海岸があることも知りませんでした。

でもすべてが結果オーライ。息子の中学校も良い環境でしたし、住みやすい場所に引っ越すことができたと実感する日々です。もちろん始発駅であることも重要。小さな商業施設もあるので、ケーキや朝食べるパンを買って帰るのにも困りません。

普段は自転車やカーシェアリングを利用して顧問先の企業を廻っていて、たまに地下鉄で博多駅や福岡空港へ向かうことがあります。今年の3月までは始発駅といっても座れることが稀なくらい混んでいたのですが、ダイヤ改正で運転本数が増発されてからは以前のようなラッシュは大幅に軽減されるようになりました。

今日も博多駅からJRでの移動です。始発駅から座ることができたので、iPhoneでメルマガとこの記事を書いているところ。立たされてしまうと作業できなくなってしまうので助かります。どこかでどっと人が降りるようなことはなくて、各駅で少しずつ人が減っていく感じ。座れないと、リュックを抱えていることもあって何もできないのです。

実家も始発駅近くにあった

30歳くらいまで住んでいた実家も始発駅を利用できました。小学校から電車通学だったので、始発駅を利用できるメリットを最大限に享受してきました。私が本を読むようになったのも始発駅から座って通学できたからでしょう。

当時はのどかなもので、毎朝顔を合わせる人とおしゃべりをするなんていうこともありました。「何の本を読んでいるの」などと尋ねられた記憶があります。私からしたらおじいさんのような年齢の人に見えましたが、さて実際のところはおいくつくらいの方だったのか。ひょっとしたらそんなに年齢は高くなかったのかもしれません。

地下鉄が開通したのが中学生のころでした。その後延伸し、新宿まで行けるように。社会人になってからは通勤でも使うようになりましたが、始発駅ではなかったので朝からつらい日々でした。たまにお腹が痛くなって途中下車することもあったりして、東京のラッシュ時の通勤では鍛えられました。

今年48歳になる中年男性からすると、今さら混雑した電車で通勤するというのはできるだけ避けたいところです。あるプロジェクトに関わっていた時は初めてのマイカー通勤で、ダイヤや混雑を気にしなくて済むのはたしかに楽でした。ただ、前日に飲酒してしまうと運転できなくなるのが面倒で、ひどい二日酔いで学生に混じってJRで通勤したことも。5年間の雇用契約を終えて無事故無違反だったのは、今でも少し誇りに思っています。

JR有田駅

毎月通っています

博多駅からの移動

JR九州、QRコード電子チケットを全特急に拡大 ネット予約限定
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC275M50X20C25A6000000/

博多駅も始発駅といえば始発駅。このあと特急に乗り換えて、長崎方面へ向かいます。これまで不満だったのが、ネットで指定席を予約できるのに、券売機で発券する必要があったこと。博多駅の券売機に並び、予約に使ったクレジットカードを挿入して紙の切符を受け取らなければならなかったのです。一部区間はQRコードだけで乗車できるようになりましたが、私がよく使う路線は対象外。早く全線に拡大しないものかなと恨めしく思っていました。

先日発表されたのがこのニュース。7月8日から全線に拡大されるそう。ようやくです。JR九州は節約ばかりで鉄道事業への投資は少ない印象。利用者が減り続ける鉄道事業よりも、不動産業の方が楽して儲けられるとでも考えているのでしょう。反対に福岡市地下鉄は新型車両を導入し、運転本数を増やしています。トイレの掃除も圧倒的に行き届いています。このあたり、民間と行政という違いはありますが、経営戦略の違いが見て取れます。

とりあえず、ネット予約をしたあとに紙の切符を発券する必要があるなんていう面倒くさいことは無くなりました。清算のために領収書が必要な場合はネットから印刷できるのでしょう、たぶん。行列が何より苦手な私にとっては、iPhoneさえあれば出張できる環境というのは大歓迎です。


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