緊急時の電源について考える

先日、停電を経験しました。自宅でブレーカーが落ちた経験は何度もありますが、リアルな停電を経験したのは初めてだったかもしれません。緊急時の電源について書いています。
停電があった
先日、関与先で停電がありました。午前10時くらいに停電が起こった瞬間は、天井照明が消えると同時に非常用照明が点灯(小さなLEDライト)、空調はもちろん止まってしまいました。建物の電源関係の不具合かと一時はあわてましたが、電力会社の設備不具合に起因する地域停電だと判明。すぐに復旧して、特に大きな影響はありませんでした。
何もないまますぐに復旧したからよかったものの、もし停電が長時間続いていたらどうなっていたでしょう。その日はモバイルバッテリーを持ち歩いていなかったので、iPhoneもそのうちに使えなくなっていたはず。また、ヘッドライトも手元になかったので夜になれば真っ暗な館内をさまようことになっていたでしょう。ヘルメットは支給されていましたが、いざというときの電源の用意がまったくできていなかったと気付かされました。
頭ではわかっているつもりのことでも、実際に体感しないと理解できないものです。停電が起きたら電源が必要とされるものはじきに使えなくなるわけで、日頃からの備えが必要です。
息子のiPhoneの充電が切れた
息子のスマホはiPhone16。モバイルバッテリーも渡してありますが、先日、出先で充電が切れてしまったよう。もう高校生なので特に心配するようなことはありませんでしたが、初めてのことなので最初は戸惑いました。その日に限ってモバイルバッテリーを家に置き忘れていて、友達とゲームか何かをしていてバッテリーを消費してしまったのでしょう。
日頃から息子には「何かあったら歩いて帰ってこい」と言い渡してあります。バスと地下鉄で行動することが多いものの、緊急時には歩けばなんとかなる範囲内で生活しています。少し前には繁華街から自宅まで歩いて帰る練習もしていて、最初は余裕だったのが最後はそれなりに疲れたようで良い経験になったはず。数年前までは親が守るべき存在だったのに、今では我が家で一番体力があるのは間違いないので、緊急時には自分の判断で行動し、たくましく生き抜いてほしいと願っています。
そんな彼もこの夏休みには初めて一人で帰省します。オープンキャンパスへ行ってみるように勧めてみたところ、「一人で行く」とのこと。親子で旅するつもりでいたので少しカチンと来ましたが、親離れの時期はとっくに過ぎているのでしょう。航空券だけを取ってやり、後は本人に任せることにしました。仮に東京で災害に見舞われても、私から探しに行くことは現実的ではなくて、彼には自力でなんとか帰ってくるように言い渡すつもり。緊急用のお金とAir Tagとラジオを持たせるつもりです。

最初はブレーカーが落ちたのかと思いました
今気になっているのがソーラーチャージャー
市内へ出かける時は荷物を減らしたいのでモバイルバッテリーと充電器は持ち歩いていません。出張時にはリュックに放り込んで、いざという時に備えています。先日、出先でMacBook Proのバッテリー残量が30%を切ってしまい、モバイルバッテリーから充電し70%くらいまで回復させることができました。電源を取れる場所にいなかったので、モバイルバッテリーを使うしかなかったのです。ただ、充電後にふと気づいたらモバイルバッテリーがほぼ空になってしまっていて、この状態では緊急時に役に立ちません。外出時に安易にモバイルバッテリーを使い切ってしまうのは考えものです。
春に母親がショボいモバイルバッテリーを使っていると知って、新しいものを送っておきました。Ankerの充電器一体の5000mAhのもの。ちょっとした外出でもモバイルバッテリーを持ち歩くようにしているらしいので、これで少しは安心です。低スペックのAndroidスマホを使っているので、そのうちにiPhoneに機種変更もできたら完璧です。
私が持ち歩いているモバイルバッテリーは19200mAh。iPhone16 ProMaxを2倍に厚くしたくらいの大きさで、重さは2倍以上。当初はアマチュア無線機用に購入したもので、無線機を動かせるくらいの容量です。iPhoneを2回は充電できそうなので、アマチュア無線以外にも使うようになっています。
今気になっているのがソーラーチャージャー。大きめのモバイルバッテリーは自宅に備えてあるものの、これも使ってしまったら充電する必要があります。スマホなしでは避難もままならないので、そのうちに調達しようと目論んでいます。
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