士業マーケティング 仕事で疲れないようにする工夫

体調を維持するために運動を心がけています。昨日も蒸し暑いのにカメラを首から下げて、植物園などをうろうろと歩き回ってきました。すっかり疲れ果ててしまったわけですが、梅雨の晴れ間に日光を浴びて良い運動になりました。ただし、仕事となると話は別。できるだけ疲れないように心がけています。
さっさと帰る
家業で雇われる立場だったころはタイムカードを押した後も残留したりしていましたが、今はそんなことは起こり得ません。完全に自営業なのでタイムカードなど無し。やることさえしていれば働き方は自由な立場です。
関与先へ出向いている時も用件が済んだら、「では今日はこれくらいで」と申し上げて、まだ明るいうちに帰路に着くこともあります。また息子と野球を観に行く日には堂々と16時くらいに仕事を終えてしまうことも。時間を切り売りする働き方をしていないので、自分のタイミングで仕事を終えることが可能です。
帰りたいのに帰れないというのは何よりのストレス。同調圧力に屈せずにさっさと帰ることができる環境に身を置くようにしています。
感性の合わない人と取引しない
目先の売上が欲しいからといって、感性の合わない人と取引すると疲れてしまいます。私はこうした取引は絶対にしないことにしています。
最近もある人前で話す仕事を断らせてもらったばかりです。何年か続けてお受けしていたものの、事務局の対応が雑に感じるようになったので嫌気が差してしまいました。当初は事情があってお受けしていたのに、そうした経緯も引き継がれていない様子。準備に負担を感じていたこともあり、丁重にお断りさせてもらいました。もし今年も受けていたら、準備などに無駄な手間が掛かって疲れてしまっていたはず。身を守るためにも、時にこうした判断をしなくてはなりません。
またある案件では継続するのが当たり前のように思われていましたが、こちらもお断りさせてもらいました。この案件も当初関わっていたメンバーが徐々に異動などでいなくなり、最後には立ち上げ時からのメンバーは私一人が残されたような状態に。まだ必要とされるくらいのタイミングで離れた方が幸せな去り方ができるだろうと、離れることを決めました。もし感性の合う方が残っていたら、私も続けていたとは思うのですが、感性の合わない人に無理に合わせる義理などありません。契約満了で卒業させてもらったことを後悔していません。
士業の一番の商品は資格や知識ではなく自分自身です。その自分自身と感性の合わないのであれば、誰であっても無理に付き合ってはいけません。振り回され、そして消耗してしまうだけです。独立開業した特権の一つは取引先を自分で選べることです。感性の合う人と仕事をしましょう。

明るいうちに帰宅するようにしています
睡眠時間を犠牲にしない
私は社会保険労務士の看板を掲げていますが、いわゆる定型業務は一切手掛けていません。社会保険の手続き代行や、給与計算業務などは引き受けないことにしているのです。理由はこれらの業務を抱えてしまうと相手の時間に振り回されることになるから。自分で自分の時間を管理できなくなり、睡眠時間を削るような事態になることを恐れています。
何もなければ毎日22時くらいには寝て、6時に起きる生活です。このリズムが体に染みついているので、たまに夜遅く帰ると調子が狂ってしまいます。早起きはそれほど苦にならないのですが、寝る時間が後ろ倒しになるのはできるだけ避けたいところ。睡眠時間を犠牲にしてまで何かをしないように心がけています。遅くまで働いても生産性は上がりません。頭が回る午前中のうちにややこしい仕事は終わらせておき、くれぐれも睡眠時間を削ってまで何かをしないようにしています。
睡眠時間を犠牲にしてまで働いても、タコが自分の足を食っているようなもの。持続可能な状態ではありません。明るいうちにさっさと帰り、食事の後に運動で汗を流し、さっさと寝る。この習慣が私にとっては疲れない工夫です。
ただし、緊急の時は別です。顧問先にも緊急時は夜中でも関係なく電話を鳴らしてくださいと申し上げています。実際に県外出張を切り上げて顧問先へ駆けつけたこともあります。緊急時に機敏に行動するためにも、日頃は余裕を持って疲れないように過ごしたいものです。
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