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コラム

経営者に敬意を

今日は土曜日なので最近考えていることをつらつらと書いてみます。

一番古い家電が壊れた

わが家で一番古い家電だった衣類乾燥機が壊れました。シーツだとかを洗って乾燥機に放り込んでも熱風が出てくる気配がなく、どうやら壊れてしまったようです。2007年製と書いてあるので寿命でしょう。年に数回しか使っていなかったので、買い替えずに廃棄することにします。次は洗濯機か、冷蔵庫か。困ったものです。衣類乾燥機が壊れているとわかっていたら、シーツなんか洗わなかったのに。夜までに除湿機でどこまで乾くか心配です。

買い替えるというと、自宅兼事務所で使っている椅子もそろそろ怪しいです。高さ調節が何かの拍子に効かなくなることがあって、これ以上悪化するようなら買い替えようと思っています。今の家に引っ越してきたときに購入した、価格優先で選んだものなので、次は少しまともな椅子にしようかと計画中。経費にできるアイテムでもありますし、永く使えるものを選ぶことにします。

他に買い換えの候補はiPadです。息子が使っているiPadがそろそろ交換時期に差し掛かっているような気がしていて、私が最新モデルに買い替えて、お下がりを息子に使わせることになりそう。せいぜい日経電子版と動画を観るくらいでしか使っていないので、次はProでなくてノーマルのiPadでも良さそうです。

40年超振りの浴衣

モノを購入した話が続きます。先日、ヤフオクで浴衣を落札しました。なんとなく検索していたらぴったりと思われるサイズのものが出品されていたので入札。そのまま大して価格が競り上がらずに落札することができました。浴衣をすぐに着る予定はないものの、近くで花火大会があるところに住んでいるのでこの夏、浴衣デビューしてみます。正確には、幼稚園の時に浴衣は着ているはず。幼稚園の夏祭りがあって出かけた記憶があります。40年超振りの浴衣ですね。

帯は手持ちの角帯でなんとかなりそうですが、足元が白い鼻緒の雪駄しかないので、浴衣用の雪駄を購入。浴衣そのものより良い値段がしました。カヤックを漕いでいたときから、夏場はギョサンを愛用しています。ただし、コンビニに行くくらいなら良いのですが、バスや地下鉄に乗るのには相応しくありません。雪駄であれば普段の外出にも使えそうなので、この夏、履いてみることにします。

春から散財が続いたので、しばらくおとなしくすることにします。秋にはRICOH GRの新モデルが発売されるそうなので、そこまで物欲を抑えなければなりません。

家庭用衣類乾燥機

こんなのが壊れました

経営者に敬意を

ある大学発ベンチャーに関するアンケート結果を眺めていたら、自由記述欄に「経営に絶対のノウハウは存在しない」といった趣旨のコメントが記載されていました。おそらくアンケートに答えたのは大学の教員と思われます。真理を探究する立場の人々からすると、事業会社の経営というのは不可思議に感じられるものなのかもしれません。

中小企業支援業界の不都合な真実の1つが、まさに「魔法の杖」は存在しないということです。どこかの支援機関や専門家から支援を受けたからといって、それだけでトヨタやユニクロのような会社が出来上がるわけではありません。あくまで経営の選択肢を広げる程度のつもりで支援を受け、後は自らの才覚で事業を成長させていくしかないのです。スタートアップ支援も同様。行政がしきりにスタートアップ支援を標榜していますが、どれだけの実質、実体が伴っているものかは要検証だと思います。

こうした厳然とした事実があるのに、一部の専門家が経営者に対して偉そうにしているのを見かけると違和感を覚えます。特定の分野に特定の知見があるだけにすぎない専門家らしき人が、なぜ経営者に対して尊大に振る舞えるのかさっぱり理解できません。経営者も経営者です。経営に魔法の杖など存在しないのだから、専門家らしき人々に媚びへつらわないことです。「じゃあお前は経営できるのか」とでも言ってやればよいのです。

そういう私も中小企業支援家に転身して9年目を迎えています。家業の地方中小企業で経営者を務めていたのはたったの5年間だったので、早く経営の現場に戻らないと中小企業支援のダークサイドに落ちてしまわないかと我ながら心配になります。経営者に敬意を。すべての中小企業支援関係者が心に留めておかねばならないことだと思っています。


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