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コラム

 新規顧客より大事な常連さん作り

    SNSだとか新規顧客開拓に振り回されていませんか。
    上手に商売をしている方は、
    どんな取り組みをしているのでしょうか。

    SNSは魔法の杖ではない

    SNSさえ使えば、
    すべてが解決すると思い込んでいる人が多いです。

    これは壮大な勘違いで、
    SNSは魔法の杖ではありません。

    SNSを運用したからといって、
    それだけで売上が増えることはないのです。

    目先の売上を作るなら、
    どぶ板営業をした方が早いですよ。

    どぶ板営業をせずに、
    「楽して儲けたい!」という方には、
    どうやらSNSは特別なものに見えるようです。

    そういう方に限って、
    数回の更新で止まってしまうことがほとんどですが、、、。

    SNSは情報発信手段の一つ。
    便利な道具ではありますが、
    優先順位を間違えないようにしましょう。

    のれん

    常連さん作りに取り組んでいますか?

    既存顧客との関係性構築が先

    SNSに頼る前にすべきは
    既存顧客との関係性構築です。

    つまり、常連さん(=リピーター)を育てて、
    細くても長く続く関係を作ること。

    サンクスレターを送ったり、
    会員限定イベントを行ったり、
    自社の商品以外の良いものをお勧めしたり。

    関係性を増す取り組みはいくらでもあります。

    ここで一つ事例をお話ししましょう。

    知り合いの経営している電器店。
    大手量販店のように値引きをすることはなくても、
    地域に熱心な常連さんが多くいるそうです。

    どんな取り組みをしているかというと、
    常連さんとたけのこ掘りに行ったり、
    新潟から取り寄せた新米を常連さんだけに販売したりなど。

    電球1個の交換でも連絡してもらえるようにしているそうです。

    こうして密な関係性を築けていれば、
    価格だけで比較されることは無くなります。

    多少高くても気持ちよく買い物したい方を
    しっかりとファンに育て上げているのです。

    新規顧客よりも既存顧客

    ところが売りっぱなしになっていて、
    こういった常連さん作りのための取り組みをしない方がほとんど。
    生きた顧客名簿を持っていないので、
    常に新しい売上を作るのに右往左往する羽目になります。

    本当にもったいないです。

    顧客との関係性が希薄な事業では、
    常連さんが増えず、
    そのため売上を維持するには
    新規顧客開拓に走り続けるしかありません。

    常に新規顧客を探し続けるのは
    不毛な消耗戦であり、チキンレース。
    止めた途端に売上は下がり始めてしまいます。

    新規顧客を探しに出る前に、
    一度はご縁のあった既存顧客と関係性を深めるのが先。

    常連さんをコツコツと増やすことが、
    何よりも事業の足腰を強くします。

    ■今日の出来事

    息子の中学陸上部、初レースでした。

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