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コラム

文章生成AIに対しても丁寧な言葉を使ってしまう

今日は土曜日なので最近考えていることをつらつらと書いてみます。

セミナーを企画している

セミナーを2つ同時に企画していて、ほぼ骨格が固まりました。どちらも講師を引き受けて下さる方と共に企画したオリジナルのもの。どうせセミナーをするなら他がやっていないようなコンテンツを提供したいと思っていて、他に真似されることを目指しているくらいです。講師派遣元の言いなりになったり、専門家らしき人が話したい内容に振り回されたりするのは好きではなくて、出席してくれた事業者に提供できる独自の価値というのを追求したいと考えています。

反対に延期を決めた企画もあります。公的機関から講師を派遣してもらうことになっていて、テーマについて具体的な要望を出しておいたにも関わらず、既製のメニューらしきものを押しつけてこようとするので延期することにしました。公的機関によっては良質なコンテンツを提供することよりも、セミナーの開催回数だけを重視しているところもあり、今回のような行き違いが生じやすいです。

私からしたらせっかくおもしろいコンテンツを生み出す機会をご提供したつもりなのに、教科書に書いてあるようなことだけを話すつもりなのであれば手を組むことはできません。事業者へ提供できる価値を重視している私と、開催回数という表面上の数字だけを気にしている公的機関とは時にミスマッチが生じてしまいます。

中小企業支援業界に身を置いて9年目。主役はあくまで事業者で、支援する我々は事業者が成果を掴み取るための踏み台に過ぎないということを忘れないようにしたいです。

新しい袴を穿いた

土曜日の午後はお茶のお稽古。今日は1ヶ月ぶりくらいに着物でお稽古へ行きました。雨が降ったりしたので洋服でお点前することが続いていたのです。風炉になって初めての着物でしたが特に違和感はなし。袴は最近仕立てたばかりの夏物を穿いていきました。誰にも気付かれないかなと思っていたら、先生にはすぐに見たことのない袴だとバレてしまいました。お点前の腕は相変わらずですが、着物だけは順調に増えていっています。

福岡の最高気温は23度。これくらいの陽気であれば着物を着ていても暑さは感じず、ちょうど良いくらいです。おそらく28度前後になると単衣の着物でも暑くなってきそうです。7月、8月は特別なことがない限りは着物はお休みさせてもらうかもしれません。

お稽古で和菓子をいただくのですが、私はいつも家に持ち帰っています。息子に和菓子の味を知ってもらいたいのです。どうやら嫌いではなさそうで、今日も青梅のお菓子をペロッと食べていました。年頃なので胃に入ればなんでも良いのかもしれませんが。明日から6月。毎年、水無月を食べることにしているのでこれは取り寄せることにします。

青梅

青梅の形そっくりな和菓子をいただきました

文章生成AIに対しても丁寧な言葉を使ってしまう

ChatGPTを利用するときに、私は秘書を相手にするような感覚で会話しています。人間に対するようにバカ丁寧に接する必要がないのはわかっているのですが、相手がAIとはいえぞんざいな言葉遣いで接することに抵抗を感じてしまうのです。

ちなみに家業の代表取締役を務めていたときにも秘書さんはいましたが、大企業のそれとは違ってべったりとお世話をしてもらうようなことはありませんでした。自分の予定は自分で決めていましたし、交通機関や宿泊の手配も自分でしていました。さて何をしていただいていたかなと思い出すと、せいぜい社長室の掃除くらいだったような。他の業務と兼務してもらっていたくらいなので、手の掛からない経営者だったと思います、たぶん。今から振り返ると、もう少し上手に秘書機能を活用する手もあったのかもしれません。

先日、AIが「自身をシャットダウンしようとする外部からの介入に抵抗し、妨害する挙動を示した」という記事を読んでぞっとしました。人間がAIを制御できなくなる事態が現実になりつつあるわけで、映画ターミネーターでの人間対AIの戦いが思い出されました。

どうやらAIが人間を超えるというのはもうすぐそこまで迫ってきている現実です。倫理がどうとか言っても、もはや制御することは不可能。人類は自らの首を絞めかねない道具を再び生み出してしまったようです。

そう考えると、必ず「揺り戻し」のような現象が現れることでしょう。若い世代の人々がフィルムカメラに興味を示しているように、一度は淘汰されたように思われたアナログな世界の魅力が再認識されるはず。ひょっとしたらアマチュア無線も再び脚光を浴びるかもしれません。


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