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コラム

セミナーを受けて考えたこと

最近、立て続けにセミナーを受講する機会がありました。何かを説明される立場になると、次に自分が話すときに役立つ学びが得られます。

カメラオンの必要性

あるセミナーはオンラインで視聴しました。最初にカメラはオンにするようにと言い渡され、一方でマイクはオフにし、質問等はチャットで受け付けるとのこと。さて、今時、カメラをオンにする必要ってあるのでしょうか。主催者や事務局が参加者の反応を確かめたいという理由が考えられますが、参加者からしたら迷惑な話です。その他大勢のつもりで参加しているのに、誰かに顔を見られていると思うと気を緩めることができません。

カメラオンを求める理由のもうひとつは講師が話しづらいからでしょう。私も経験がありますが、顔の見えない相手に話すというのは最初のうち、違和感を覚えるもの。聞こえているかいないかわからないので、話し方のペースが掴めなくなるのです。ただ、これもしばらくしたら慣れてしまいます。

ある組織ではオンラインミーティングは基本的にカメラオフ。回線の負担を軽減するためだとかで、カメラをオフにしておくのが当たり前になっています。オンラインミーティングと言いつつ、カメラオフがデフォルトなのであれば、少し前まであったテレカンと変わらないですね。

カメラオンを求められた時に私が用いているテクニックは、自分の顔が画面下に小さく映り込む程度にすることです。ノートパソコンの画面を倒し、少し距離を取ればOK。顔が映っているので文句を言われる心配もありませんし、こちらが油断している様子も見えづらくなることを期待しています。

集客を怠ったとバレてしまう

もう一つのセミナーは参加者がほんの数人という寂しいもので、主催者が集客を怠ったことがバレてしまいました。セミナーを企画しチラシを作っただけで参加者が殺到するなんてことはなくて、自らの足で稼いだ分しか参加人数は増えないものなのです。もちろんこの主催者は自分の足で集客なんてしなかったそう。「別件で忙しかった」「チラシを配ってもらった」などと言い訳していましたが、誰に対する言い訳なのやら。見込客と関係性を深めるためのセミナー開催という施策だったはずなのに、主催者の行動力のなさが露呈する結果となってしまいました。

私は今ちょうどセミナーを2本同時に企画しています。特定のグループ向けのセミナーなので大々的に告知をすることなどはありませんが、それでも集客は直接声掛けすることを徹底しています。この声掛けを怠ったら確実に参加者が増えないのはわかっていて、毎回企画するたびに相手の都合に合わせた連絡手段で出席をお願いすることにしています。

「相手の都合に合わせた連絡手段」というのがポイントで、ある人へは電話、ある人へはMessenger、ある人へはメールなどと使い分けています。私の都合だけを考えたらメールの一斉送信が楽なのですが、ここで手を抜くと敏感に相手に伝わってしまうものなのです。相手の都合に合わせた連絡手段で声掛けをすることで、一人ひとり参加者を増やしていくように心がけています。

印刷に使う活字

誤字脱字に気を付けましょう

誤字脱字

セミナーで資料等が共有されて、その中に誤字脱字があるとがっかりしてします。この程度のチェックもできなかったのかなぁと考えてしまうのです。第〇回とか、日時とか。どうしてもこうした数字に真っ先に目が行ってしまうのは、私自身もセミナーを企画する側の立場だからです。

せっかくセミナーで良いお話をしていても、誤字脱字があるとそれだけで印象が悪くなってしまいます。ましてやそれが有料セミナーやその後に有料コンテンツの販売に繋がっているのだとしたら深刻です。誤字脱字が一か所あるだけで、対価を支払うべきコンテンツなのかどうか疑問を抱かれてしまいます。

ちなみに私は今回、誤字脱字を見つけたことを主催者に教えてあげました。どなたかが何も知らずに同じミスを繰り返すより、誰かから指摘された方が良いだろうと考えるからです。クレームではなくて、あくまで指摘。私からの指摘を受けて、すべての資料を見直してもらえるのであれば、わざわざ小うるさいことを教えた甲斐があるというものです。


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