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コラム

補助金をもらうより先にすべきこと

    「補助金をもらうためにはどうすればいいですか」
    こういった声をたまに聞くことがあります。

    補助金はあくまで「補助」

    補助金が使えるならば使えば良いと思います。
    私も関与先に補助金を紹介することがあります。

    ただし、その前に本来すべきことができているかどうか、
    ぜひ振り返ってから申請書の記入を始めてもらいたいものです。

    よくあるのが、
    「補助金をもらうためにはどうすればいいですか」
    とおっしゃるパターン。

    こういった事業者さんの場合、
    「補助金という名のお金をもらえる制度があるらしい」

    「もらえなければ損だから申請しよう」

    「補助金をもらうために事業をしよう」
    みたいな思考に陥っています。

    よく聞くのがホームページ関連。

    補助金もらえるからホームページを整備しよう、
    というくらいの気持ちで取りかかる方が多い。

    見た目だけがきれいなホームページが出来上がっても、
    売上アップには繋がらず、
    補助金の自己負担分が重くのしかかるというパターン。

    喜んでいるのは制作会社さんだけ。

    本来は
    「事業を動かすための資金が足りない」

    「補助金で補って事業を行おう」
    というのが正しい思考のはず。

    補助金という名の劇薬。
    使い方を間違えると本末転倒です。

    補助金はあくまで「補助」

    補助金は上手に使いましょう

    先にやるべきこと

    私が関与先でおこなうことが多いのが、
    補助金の申請書を書き始める前に、
    企業理念とブランドアイデンティティ
    の再確認をすることです。

    どちらもいわば、
    「経営のモノサシ」。

    経営のモノサシで計った上で
    補助金を使用すると決めたなら、
    それはそれで経営判断です。

    一方、
    経営のモノサシも持たずに
    やみくもに補助金に頼ろうとするのであれば、
    「先に考えるべきことがありますよ」
    とご提案し、
    企業理念とブランドアイデンティティを
    明確化するようにしています。

    経営とは引き算

    経営とは
    「やらないことを決める」
    ことの連続です。

    世の中の流行にあえて逆張りしたり、
    過去の成功体験を捨てて新規事業を立ち上げたり、
    こういった判断をできるのは
    サラリーマンではなく経営者だけでしょう。

    その経営者に必要なのは
    企業理念とブランドアイデンティティ
    です。

    経営の拠り所となるモノサシを持たずに、
    補助金という名の劇薬に飛びつかないでください。

    まずは
    自社の真の強みを把握して、
    経営者が本当に手掛けたいことを可視化することが重要。
    つまり「やらないことを決める」。

    そのためにも
    企業理念とブランドアイデンティティ
    をまずはしっかりと懐に持ちましょう。

    補助金を使う使わないは些末なことです。
    くれぐれも中毒になりませんように。

    ■今日の出来事

    チェキのフィルムを使い切りました。

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