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コラム

新しい言葉を使ってみた

新しい言葉を勉強していたので、実際に他の方と話してみました。

モールス信号を使った交信

新しい言葉といっても言語ではなくて、モールス信号のことです。以前からちょこちょこと勉強していたものの、まだ一度もどなたとも繋がったことがなくて交信が成立していませんでした。他の局長さんが交信している様子は聞こえていても早すぎて手が出せなかったり、意を決して電波を出してみたもののまったく反応がなかったり。そんなことが何回か続いていて最近はご無沙汰していたのですが、連休最終日ということもあり新しいことに挑戦してみようと思い切って電波を出してみました。

今回は自宅のベランダにアンテナを立てて交信を目指すことにしました。周波数によっては自分の部屋から電波を出せることもあるのです。このまま電波を出しても良かったのですが、少しズルを仕込みました。Xの無線用アカウントで呟いてみたのです。「今日は自宅から2mでCWの初交信を目指します。どなたか繋がるだろうか。よろしくお願いします!」と。すると、近くに住む局長さんや、かつて交信した局長さんが反応してくれました。

これまでは何十分もCQを出し続けても空振りしていたのですが、なんと数分で応答がありました。いつもFMの音声で交信してくれている局長さんです。いざ応答があるとあわててしまい、最初はすぐにコールサインを認識できませんでした。忍耐強く対応していただき、なんとか交信が成立。これが私のCW(モール信号での交信)での初めての交信となりました。

続けて、他の局長さんからも応答が。早すぎてなかなか理解できなかったものの、たぶん交信は成立。あれだけ苦労していたのに、あっという間に2つも交信が成立してしまいました。

自分に刺激を与えるために学ぶ

CWは音声よりも電波が遠くに飛ぶそうです。このまま練習を続けたら、より遠くの局長さんと交信することができそう。初めての交信が成立したことで、少し世界が拡がった気がしています。今後はさらに交信を楽しめるようにモールス信号の聞き取りの練習が必要。今日は簡易な内容の交信にしたのでなんとかまとまりましたが、より多くの局長さんと交信するとなるとまだまだ練習が足りません。このところサボりがちだった聞き取りの練習に再度、注力しようと思います。

今年48歳になりますが、この歳で日々何かに驚いたり感動したりというのはなかなかないもの。それなりに世渡りできる術を身につけてしまったので、毎日が淡々と過ぎていく感覚があるのです。でもそうした日常ばかりを送っていると刺激に乏しく、自分の感度が鈍っていくのではないかと怖くなります。そのため、自分に刺激を与えるように行動する必要があると思っていて、私の場合はブログを書いたり、オンラインペン字講座で学んだり、アマチュア無線で見知らぬ誰かとの交信を楽しんだりしているのです。

モール信号を使って初めて交信できました

Google翻訳に助けられた

先日、仕事で台湾の人と会話しました。会話といっても先方はゆっくりめの英語で、こちらはiPhoneでGoogle翻訳を用いてのやり取り。相手が話している内容は半分くらいわかるものの、こちらがまったく話せないのでアプリに助けられてなんとか意思疎通ができました。昔であったらお手上げ状態だったのでしょうが、今はGoogle翻訳があるのでそれなりに対応することは可能。良い時代になったものです。

家業の代表取締役を務めていたときに、毎朝、英語のヒアリングを勉強していました。何か目標があったわけではなく、気分転換にスタバで教材を開いていたのです。続けているとおもしろものでそれなりに聞き取ることができるようになります。通信教材の上級?講座まで終えてしまい、次に手を着けるべき講座がなくなるまで勉強を続けました。

最後にどれだけ実力がついたのだろうと、東京に帰ってからTOEICを受験してみました。試験対策らしきものはほとんどせずに受けても、私にしてはそれなりに点数が取れたのでそれまでの勉強の効果を実感することができました。ただし、英語はそれっきり。勉強の習慣は消え去り、また元の状態にリセットされてしまいました。

モールス信号も英語も同じ。こつこつと勉強すればそれなりに身につく何かがあり、新しい世界が拓けることでしょう。英語もまた勉強しようかな。


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