地方新聞に取り上げられる魅力
信頼度の高いメディアの一つ「新聞」。
5年間の地方暮らしで、
地方紙の特に地方面の魅力に気づきました。
地域密着型メディア
地方紙・ブロック紙といわれる新聞社の、
特に地方面は、
地域に根ざして商売している方にとって、
まだまだ魅力的な媒体です。
中小企業支援に携わり、
これまで120件以上のメディア掲載を実現してきましたが、
その多くが地方新聞に取り上げられたものです。
メディアに取り上げられることが、
支援の目的ではありません。
しかし、
広告宣伝費のほとんど掛からないPR手法を用い、
自社の商品やサービスを
見込客に自然な形で知ってもらえるのだとしたら、、、。
地方中小企業や個人事業主にとって、
地方面でのメディア掲載は、
地に足のついたマーケティング手法なのです。
これまで取りあげられた記事の見出しをご紹介しましょう。
(一部を変更しています)
「障がい者就労 菓子店人気」
→菓子店オープン時の記事
「換気促す機器 中学校で実験」
→電子機器開発会社の新商品を紹介する記事
「芸術家5人 青少年にアート授業」
→地域のアーティストの展示会開催を予告する記事
「みそ作りで若者、定住へ」
→地域おこし協力隊が任期後に創業した記事
「エアコンクリーニング代、一部寄付」
→清掃会社が寄付活動を始めた記事
プレスリリースのポイント
プレスリリースのポイントは
・30〜45字のヘッドコピーですべてを表現する
・箇条書きをうまく使ってA4、2枚までにまとめる
・イメージ画像を挿入し視覚でも伝える
の3つです。
特に重要なのはヘッドコピー。
私の場合はヘッドコピーの検討にもっとも時間をかけています。
なぜヘッドコピーが重要なのか。
記者さんにプレスリリースを渡しても、
最初から最後まで読んでもらえるとは限りません。
プレスリリースを送った後に、
記者さんから電話が掛かってくることがあります。
話しているうちにわかってくるのですが、
どうやらキャッチコピーしか目を通してくれていないことがほとんど。
本文に書いてあることを質問されるのですぐにわかります。
本文も重要なのですが、
ヘッドコピーでどれだけ引きつけるかが重要です。
私の場合、
例えば以下のようなヘッドコピーを用いて、
プレスリリースを発信してきました。
(一部を変更しています)
《絵本で学ぶ性の多様性》
LGBTをテーマにした大人のための絵本読み聞かせを開催
〜○月○日に○○商店街で開催〜
《○○地区の小学校で初開催》
卒業前の小学6年生に特別授業
カードゲームで未来を考える
《七五三向けのボランティア前髪カット》
ヘアカットで困っている人の力になりたい!
○○市の美容室が11月○日に実施
商品やサービスに社会性が含まれているか
PRをおこなおうとしても、
セールス色の強い発信が記者さんの関心を呼ぶことはありません。
単なる商品の宣伝は、
メディアが発信する記事として成立しないからです。
ではどんな要素を掛け合わせればメディアに取り上げられるのか。
それは「社会性」です。
例えば、
「美容室が経済的に困窮している家庭の子どものために無料で前髪カットをおこなった」
という具合です。
このように商品やサービスに
社会貢献の要素を付加することで、
メディアに取り上げられやすくなることはもちろん、
消費者も安心感や信頼感を抱いてくれます。
その結果、
「買ってください」と売り込まずとも、
数多くの競合の中から
自社の商品やサービスを積極的に選び出してくれるようになるのです。
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