地方中小企業が持続可能性を高めるための踏み台になります

050-3557-7157

コラム

自主開催セミナーを成功させるために必要な要素

セミナーを開催して見込客と関係性を構築しようと考えるのは良いアイデアです。でも、せっかく企画しても参加者がいなければ寂しい思いをするだけ。自主開催セミナーを成功させるためにはどのような点に思いを巡らせばよいのでしょうか。

曜日は関係ない

ある事業者がセミナーを開催するというので相談を受けたことがあります。その内容は「何曜日に開催すればより多くの人が参加してくれるのか」というもの。私は「曜日を気にするよりも、ドブ板営業で集客してください」とお返事しました。曜日がどうとか些末なことを気にするよりも、飛び込み営業をしてでも自分の足で参加者を集めて欲しかったのです。

私もセミナーを企画することがありますが、概要を固めてチラシを作った後には個別に声掛けをして参加者を集めています。チラシやポスターを作るだけで参加者が増えるなんてことはなくて、自分でドアをノックして個別に参加を呼びかけるのが最も効果的な方法なのです。

中小企業支援に携わっていると、行政が企画するセミナーなどのチラシを目にすることがあります。こうしたチラシでどこまで集客が実現しているのでしょうか。チラシはただの道具の一つに過ぎません。道具を使って集客するのは主催者や事務局の避けられない仕事です。

そもそもセミナーはどなたかに有用な情報を提供したいから開催するもののはず。そこには必ず想定する参加者が存在するはずなのです。参加者を集めたいのであれば、その想定する参加者へ声掛けするだけ。私の場合は「〇〇さんにお役に立つセミナーを企画しました、ぜひ参加してください」といった感じで集客に努めています。こうして声掛けをすると結構な確率で申し込みに繋がるのです。チラシの画像をSNSに載せたり、他の機関にお願いして周知してもらうのも効果はゼロではありませんが、本気で集客したいのであれば足で稼ぐことから逃げてはいけません。

営業は人と会うことから始まる

セミナーの集客をしたいのであれば、見込客に直接声掛けするべきなのですが、この行動から目を背ける人が多いです。面倒くさいのか、断られるのが怖いのかわかりませんが、楽して集客できることなどあり得ません。こうしたことを精神論と勘違いしてもらいたくはありません。見込客は営業の「手抜き」に敏感です。チラシを作っただけで集客しようなどという安直な考えは、あっという間に伝わってしまいます。

先日、ある勉強会を企画して開催しましたが、出席してくれたのは私が直接声掛けした経営者だけでした。他にも周知に努めましたが、そうしたルートからの参加はゼロ。集客はドブ板営業に限るという私の考えがまたしても実証されてしまいました。当日は当たり前ですが見込客をイメージした勉強会だけあって、好評でした。次回以降は横展開しようという話も出ていて、最近の私の企画の中では一番の当たりになりました。

集客というと誰かに代行してもらいたがる人が多いですが、そんなことで集客できるなら誰も苦労しません。自分で行動するからこそ、企画に共感した参加者が集まってくれるのです。

そもそもの企画が見込客と向き合えているか

集客以前に、そもそもの企画が見込客をイメージできているのかも重要です。何かのしがらみがあってやむを得ず選んだ講師だとか、どこかからのお達しがあって選んだテーマだとか。こうした事情は見込客にはまったく関係ないわけで、そもそもの需要があるかどうかも怪しいセミナー企画になりかねません。

以前に私も失敗したことがあります。他で実施したセミナーを真似するように促され、某機関から講師を派遣してもらって開催したのですがまったくの期待外れ。たとえて言うなら(あくまで例えです)、情報弱者向けのスマホ操作セミナーといった感じで私の懇意にしている経営者さんたちにはふさわしくない内容でした。こうしたセミナーを開催してしまうと、経営者さんの時間を奪ってしまうことになりますし、私の信用も失うことになります。それ以来、誰かに促されたとしても安直にセミナー企画を真似することはしていません。

セミナーは見込客に有益な情報を提供するために企画・開催するものです。誰が見込客なのか、そして彼ら彼女らはどんな情報を欲しているのか。まずはこの二点に向き合うことから企画を始めましょう。そしてその後は自ら営業すること。放っておいて参加者が集まることなどありませんが、直接の声掛けをすればするほど参加者は増えていきます。この手間を手間と考えずに愚直に取り組んだ主催者だけが、セミナーを成功させることができます。


ポッドキャスト「茶わん屋の十四代目 商いラジオ」を毎週金曜日10:00に配信しています

amazon musicのバナー

Listen on Apple Podcasts

関連記事

TOP