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コラム

初めてQSLカードが届いて考えたこと

東京へ帰省したついでにアマチュア無線で遊んできました。

2か所で交信した

週末は東京へ帰っていました。メインはプロ野球の開幕戦を観戦するためだったのですが、最終日は親子で別行動。息子は友達と遊びに行き、私はアマチュア無線をすることにしました。普段は福岡で電波を出しているので、こうして旅先(帰省先)で無線機の電源を入れるというのは新鮮な気分になります。

最初の交信場所に選んだのは多摩湖。東大和市の狭山丘陵にある貯水池で、周辺が都立狭山自然公園に指定されています。丘陵に位置しているだけあって、平地よりもほんの少し高さを稼げるのではないかと考えて選びました。非力な無線機で多くの局と交信するためには、少しでも高いところから電波を出すのがポイントの一つです。多摩湖に来たのは中学生の時以来で当時は自宅から自転車道を走っていき、今回は西武新宿線経由で向かいました。実家近くの西武池袋線は真新しい車両ばかりが目につき寂しく感じる時もあるのですが、新宿線はまだ昔ながらの黄色い電車も走っていて懐かしい感じがしました。

交信は無線機のバッテリーがすっかり空になるまで満喫。POTAという、指定された公園で無線運用し10局と交信することを目指す取り組みに便乗したので、途切れることなく多くの局長さんとお話しすることができました。福岡はどちらかというとのんびり交信することが多く、東京は皆さんどこか急いでいる雰囲気。福岡に引っ越して9年目を迎えると、たまに来る東京が新鮮に感じられます。

昼食後に移動し、次に実家近くの練馬城址公園から電波を出してみることに。家族連れでにぎわっているので腰が引けましたが、意を決して無線機を構えることに。不審者に思われないように堂々と姿勢よくすることを心がけました。ここでも先ほど交信した局長さんを含めて10局との交信が成立。午前、午後と二か所でしっかりとアマチュア無線を楽しむことができました。ちなみに練馬城址公園はかつての遊園地、豊島園の跡地を再開発したもの。まだ完成していないようで、以前は流れるプールがあったあたりはまだ工事をしている様子でした。すべてが完成したら歩いたりするのにも良さそうです。

帰宅したらQSLカードが届いていた

アマチュア無線では、交信が成立したことをお互いに証明するためのカードを交換することがあります。このカードをQSLカードと言って、封筒に入れて指定場所へ郵送すると、それぞれの相手先に振り分けて届けてもらうことができます。最近はカードの枚数に対して仕分けのキャパが追いついておらず、届くまで一年以上掛かっていることもあったそう。私は交信し始めてちょうど一年くらいなので、まだカードを受け取ったことがなく寂しい思いをしていました。

ところが東京から帰ってきてみると、初めてのQSLカードが数枚届いていました。去年の春ごろに交信した分のもので、日付や場所などが記載されています。私は相手の局長さんの希望があった時のみにカードを発行する姿勢なのですが、それでもカードが届くとうれしいもの。「こんな交信をしたな」などと懐かしく思い出すことができました。

最近では紙のカードの代わりに、データをやり取りすることもあるそう。私は面倒くさいので手を出していません。データをやり取りするくらいなら、紙のカードの方が風情があってよいかなと思うくらいです。なんでもかんでもデジタル化してしまう風潮というのには疑問を感じることがあって、紙という実態のあるものに文字が手書きや印刷されていることに価値を感じます。

多摩湖駅の駅舎

多摩湖駅を利用しました

手書きの力

ただし、紙のQSLカードを交換するというのは歴史のある仕組みであったとしても、膨大な手間や環境への負荷を生んでいることは事実です。今後はデータでのやり取りに移行していくのでしょう。

手書きが必要とされる場面と、データでもいいやと割り切られる場面の選別がますます進んでいくはず。例えば私の場合、手書きが求められるのは茶道のお稽古。案内状やその返信は手書きで返信するものだと教えていただきました。悪筆なので毎回苦労していますが、去年の秋からはオンラインペン字講座を始めて改善に努めています。手書きへの苦手意識が少しでも克服されると良いのですが。最近ではちょっとした文も習い始めています。文字のつながりや配置、大きさにも思いを巡らせなければいけないので、漢字を一文字ずつ習っていたのと比べると考えることが何倍も増える感じ。毎日、こつこつと続けています。


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