自分でのし袋の表書きを書けるって最高

今日は日曜日なので最近考えていることをつらつらと書いてみます。
銀行は顧客を紹介してくれない
先日、ある老舗企業の経営者とお話しする機会がありました。地域中小企業と繋がり、DXによる生産性向上を実現するためのシステム開発を請け負うことをめざしています。その旨を取引銀行にも伝えていて、できれば顧客を紹介してもらいたいと考えているそう。でもそれは、率直にいって虫の良い話し。自分たちは集客のために汗をかくつもりはなく、銀行に顧客を連れてこいと言っているのと同じに聞こえてしまいます。
案の定、銀行から特に反応は無かったそうで、どうやら相手にされていない模様。そんな状況下で私が提案したのは銀行でセミナーを開催することです。地域中小企業の役に立つ内容のセミナーを無償で開催すれば、銀行は取引先との関係性強化に繋がりますし、その老舗企業も見込客と名刺交換する機会を得られます。もちろん出席した地域中小企業は有益な情報を持ち帰れるはず。恐る恐る銀行に提案したところ、担当者は即決で開催を了承してくれたそう。顧客の紹介はしてくれなくても、こうした三方良しの提案にはすぐにメリットを感じ取ってくれたのです。
「顧客を紹介してほしい」などと直球を投げ込んだところで、独りよがりな要望と受け取られるだけですが、まずは自分が汗をかきますと手を挙げればイヤな顔をする人は少ないはず。そもそも商売とは誰かの困りごとを解決し、その対価をいただく行為です。自分たちが何者で何を提供できるかを開示することが一番最初になされるべきで、安っぽい売り込みを最初からしようとするとその安直な魂胆は敬遠されてしまいます。まずは自己開示をし、出し惜しみをせずに何かを与えることから始めましょう。
のし袋の表書き
どなたかに御祝いなどをお渡しするときはのし袋に入れてお渡しします。これまでその表書きは家族にお願いして書いてもらっていました。「御祝いで、岡田って書いて、明日渡す!」といった感じ。その都度、お願いしないと用意できないというのが小さなストレスでしたし、同じように相手も(かなり)面倒くさがっている様子でした。特に家業の代表取締役を務めていたときはご不幸があると通夜や葬儀に駆けつけることが多く、そのたびに香典袋を用意するのに慌てていました。
ところが先日、初めて自分でのし袋の表書きを書くことができました。オンラインペン字講座を習い始めて五ヶ月目。「そういえば自分で書けるんじゃないか」と気付いて試しに書くことにしたのです。書いたと言っても筆ペンでしたが、なんとかそれらしい字を書けたはず。少なくとも数ヶ月前までの字よりはだいぶマシです。最近は行書を習い始めて、自分の名前を練習したばかり。さっそく現場で応用することができました。
自分でのし袋を用意できるって、最高!何十年も家族に書いてもらっていた、小さなストレスを撲滅することができました。次は「お見舞い」をお渡しする予定があるので、「舞」をまだ習っていないものの書いてみるつもり。この歳になって文字を書く楽しさに目覚めつつあります。

筆ペンを買ったものの、まだ一度もインクカートリッジを交換したことがありません
雨の日の着物
昨日、今日と福岡は雨模様。花粉で目がかゆい日が続いていたのが、おかげで落ち着いています。去年は目薬をさした記憶が無いくらいだったのに、今年は大量の花粉が飛んでいるようです。
両日共にお茶の用事がありましたが、着物は諦めて洋服にさせてもらいました。着物は洗える着物なので問題なく、ただ袴が正絹なのでできれば濡らしたくないのです。今日も着替える時間ギリギリまで迷ったものの、ちょうど外出する時間から雨が強くなりそうなことがわかり断念。せっかくの機会だったので残念です。
ちなみに自分で書いたのし袋は、今日の茶道のお稽古で「茶通箱」の相伝をしていただいた御礼に利用しました。免状と相伝ってよくわかっていなかったのですが、許可を得て学ぶことができるようになること。今日は家元から免状をいただけたので、先生が茶通箱の相伝をしてくれました。スイミングスクールの進級と似ていると言ったら叱られそうですが、上の級に上がると新しい泳ぎ方を教えてもらえるのと同じイメージです、私の中では。スイミングスクールでは選手育成コースの手前まで通うことができました。茶道も長く続けられたら良いなと思っています。
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