iPhoneを機種変更して考えたこと

二年毎に機種変更しつづけていて、今年も予定通りに機種変更することに。前回はショップに出向きましたが、今回はオンラインで手続きが完結して助かりました。
14から16に
iPhoneを機種変更し、今日から使い始めています。率直な感想は「何も変わらない」といったもの。14 Pro Maxから16 Pro Maxに変えたところで、使用感に特筆すべきような変化はありませんでした。画面が劇的にキレイになるわけでもなし、動作が高速になったと体感するわけでもありません。想像していたこととはいえ、少し寂しい感じすらします。ガラケーを機種変更したときのようなワクワク感といったものは一切なし。これって、Apple社の今後にも関わることのような気がします。以前のように頻繁に機種変更するのが当たり前の時代ではなくなっているのかもしれません。
じゃあなんで私が機種変更したのかというと、バッテリーが劣化し始めていたのと、ソフトバンクとの契約の兼ね合いで機種変更した方が良さそうだったから。バッテリーは寝る前に20%を下回る日が増えてきたので、モバイルバッテリーを手放せなくなってきていました。アマチュア無線の運用でも使える大きめのサイズのものをリュックに放り込むようになり、毎日使うわけではありませんが、例えば先日、京都へ行った日には夕方に充電する必要がありました。
キャリアはソフトバンク。なんとなく継続していて、家族で統一しているので今更乗り換えるのも面倒臭くなってしまいました。端末代を4年分割で支払い、2年後には残額の支払い無しで機種変更可能となる残価設定ローンのようなプランに入っているので、二年毎に機種変更しています。毎年、機種変更するのは忙しないし、といって新しい機種は使いたいし、と考える私には経済的なプランのはずです、たぶん。
働き方の変化
スマホは日々最も長い時間、手にする道具です。すっかり手放せなくなっていて、まさに脳を乗っ取られかねないくらいの勢いで使わざるを得ない状況です。いまこの記事もiPhoneのメモアプリで書いているところ。隙間時間に仕事をするにはいちいちノートパソコンを開くわけにもいかず、スマホが必要なのです。
こうした働き方にいつからなったのかなと思い出すと、家業の代表取締役を務めていた時はガラケーとiPhoneの2台持ちだったような。当時はメールと通話が同じくらいの比率だったように思います。途中からiPhoneの小さい画面でサイボウズが使えるようになり、出張が多かった私には便利な環境が整いました。
息子には常々、「スマホに頭を乗っ取られるな」と伝えていて、依存しそうな気配を察知したら予告無しに取り上げると宣言しています。今のところ、節度を持って使っているようなので静観していますが、たしかに自分が高校生の頃を考えたら、スマホがあったら手放せなくなっていたことでしょう。

iPhoneを機種変更しました
i「Phone」なのに電話を使うことは激減している
今ではすっかり電話を使う頻度は減りました。たまに電話がかかってくるとかなりの確率でどうでもいい営業電話です。顧問先とのやり取りはメールかLINEばかりで、電話がかかってくるのはよほどの用件のときのみ。ついさっきもある関与先から電話が掛かってきて対応しましたが、メールにして欲しかったなというのが率直な感想でした。どうやら先方はスピーカーで話していて何か手を動かしながら話している様子。こちらは電話なので何かと思ったら、メールで数行で済みそうな確認でした。
電話は便利な時もありますが、相手の時間を問答無用で奪う連絡手段でもあります。私の周りでは最近ますます、仕事で電話を用いる機会が減ってきているように感じます。安易に電話をかけようとする前に、本当に必要な通話なのか考えるようになってしまいました。
iPhoneと名前がついていますが電話はほぼ使わない機能になってしまっています。ガラケー、スマホと端末が進化して、次は何になるのか。スマートグラスになるのか、脳に何かを埋め込まれるようになるのか。私がパソコンを使い始めたのが1996年。もう30年近くもこうした機器を取り替えつつ、使い続けています。少し前まで見かけた、「パソコンは苦手なんだよね」なんて平気で言っていたおじさんのようにならないためにも、新しいものへは適切なアンテナを張っておき、時代に取り残されないようにしたいです。
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