字がきれいになったと言われた

オンラインペン字講座の先生が優しく指導してくれるので、調子に乗っています。先日は、「字がきれいになってきた」と褒めてもらえました。
ネタになるくらいの悪筆
私の字が汚いのは周囲の人々には有名な話で、家業で雇われる立場だった時には「字は汚いけど読みやすいから気にするな」と励まされるくらいでした。悪筆だからといってせいぜいその程度で、特に困るようなこともなく、小学生以来そのままの状態で生きてきました。ところが茶道のお稽古を始めてから困ったことになりました。礼状などを書く機会があり、筆ペンか毛筆を持たなければならなくなったのです。最初は母親に代筆してもらいましたが、すぐに先生にバレてこの手は使えなくなりました。自分で書くようにはなったものの、そのたびにみっともない思いをすることに。何より手紙を受け取っていただいた方に申し訳ない気持ちになります。
ふと思い立ってオンラインペン字講座を始めたのが昨年秋。Instagramでちょうど息子の名前に使っている漢字を書いている方がいらして、リンクを辿って講座の存在を知りました。課題の字を書いてLINEで送り、先生が添削の様子を動画で送り返してくれます。隙間時間で少しずつ進めることができるので私にはちょうどよく、これまでコツコツと続けることができています。
今は小学3年生の漢字と、簡単な文章を書く練習をしています。これまでひらがなカタカナと漢字を練習してきて、ようやくひとかたまりの文章を書き始めるように。文字の流れというか配置も考えなければいけないので、急に考えるべきことが増えて苦戦しています。それでも先生からは「字がきれいになってきた」と言ってもらえて喜んでいるところ。そういえばこれまでの人生で字がキレイなどと言われたことは(確実に)なかったので、密かに喜んでいます。
プロ野球選手のサイン
先日、応援しているプロ野球チームのキャンプを見学してきました。福岡から宮崎まで新幹線と高速バスを組み合わせて、片道4時間。自分で運転するのが面倒くさいからと選んだルートでしたが、運転したほうが楽だったかもしれません。案の定、帰ってきてしばらくしてから風邪を引いてしまいました。
その宮崎キャンプでの出来事。ユニフォームを着て行った息子は選手にサインしてもらおうと意気込んでいて、同じように選手を待っているファンの人々に混じって選手が通りかかるのを待ち伏せていました。最初のうちは声を掛けられなかったものの、ある選手が近くを通った時に思い切って声掛けし、ユニフォームにサインをしてもらうことができました。息子は大喜びでしたが、サインって判読困難ですよね。練習後に疲れていたでしょうし、何人ものファンに頼まれている状況で書いてくれたサイン。良い記念になりました。いただいたサインが消えないように、そのユニフォームは洗濯しないそうです。
サインというと、私も署名する機会があるのでプロにサインをデザインしてもらったことがあります。最近ではアマチュア無線の交信をした後に発行するQSLカードに書いています。交信をしたと証明するカードなので印刷するだけでは物足りない感じがして、押印するのもおかしいし、サインを入れることにしています。ちなみにQSLカードが届くのは概ね一年後だそう。ちょうど一年前から交信を楽しむようになった私はまだカードを受け取ったことがなくて、そろそろ初めてカードが送られてくるはずと楽しみにしているところです。

ホワイトボードを使って議論することがあります
ホワイトボードを利用して議論する
中小企業支援家として経営者と対話する機会が多いのですが、会社によっては私と議論しながらその内容をホワイトボードに書き込んでいくことがあります。議論後には画像に残し、共有もします。議論が白熱したときなどは、ホワイトボードに書かれた文字が判読できないこともしばしば。お互いに話しながら殴り書きしていくので、どうしてもそれぞれ自分流で省略した文字を多用してしまうのです。
大学発ベンチャー企業の経営者と議論している時など、某大学で教壇に立たれている経営者が、小学生レベルの漢字を思い出せないこともあります。そんな時、ついにやにやしながら見守ってしまう私の字もひどいものなので、お互い様ではあります。
整理整頓しながら議論する場合に、ホワイトボードを利用するのはお勧め。今ならボイスレコーダーがAiを用いて自動で文字起こししてくれる機能もあるそうですが、手を動かして書くことで頭に刻み込まれるものもあると信じています。
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