AirPods 4を買った

またApple製品を買い替えてしまいました。信者ではないのに、他に有力な選択肢が思い浮かばないのでつい選んでしまいます。まんまとApple経済圏に組み込まれてしまっているのが癪ですが、当面はApple製品に依存する生活が続きそうです。
初代AirPods Proが充電できなくなった
初代AirPods Proが充電できなくなってしまったので、AirPods 4に買い替えました。たしか2020年の初売りで買ったので、ちょうど5年も使ったことになります。新しいAirPodsをさっそく使っていますが、ノイズキャンセリング機能がさらによく効くようになったのでバスの中でも快適です。
家業の代表取締役に就いた時からノイズキャンセリング機能付きのイヤホンを使い続けていて、当初は有線タイプ、その後は今に至るまでBluetooth接続タイプを選んでいます。特に必要なのは飛行機に乗る時。最近は数か月おきに乗るくらいですが機内の騒音が苦手で、ノイズキャンセリング機能付きのイヤホン無しで乗るなんて考えられません。今回も週末に短い時間のフライトを予定しているので、あわてて買い直すことを決めました。間に合って良かったとほっとしています。
AirPods 4は充電がType-C端子で可能です。もうすぐiPhoneを機種変更する予定なので、これで身の回りの機器をすべてType-Cで統一できることに。ライトニングケーブルとType-Cケーブルを両方用意するのが地味に面倒くさくなりつつあったので、ようやく統一することができます。ちなみに後はラジオが一台、Micro USBでなければ充電できなくて、そのうちにケーブルを無くしてしまいそうです。
息子は家でも付けっぱなし
息子もAnkerのBluetooth接続ワイヤレスイヤホンを持っています。数年前の誕生日プレゼントで購入してあげたもの。最近ではリビングにいるときも耳に挿しっぱなしで、当初は気になりましたが普通に会話はできるので放っておいています。年頃なのでいろいろあるのでしょう。甥っ子も同じく、家でもイヤホンが手放せないとか。お年頃の男子の流行りなのか、それぞれの家に問題があるのか。とりあえず、勉強はしているようなので良しとします。
そういえば私が学生の頃も、ウォークマンなどで音楽をよく聞いていました。今はSpotifyがあるのでCDを買ってくれとも言われず、黙って勝手に音楽を聴いているようです。
SpotifyのプランはPremium Duo。同居の二人が加入できるもので、まぁお得なのかなと思っています。たまに日本経済新聞の日曜版にクラシックやジャズのCDが紹介されることがあり、Spotifyでも聴けることがほとんど。以前であればCDを買わなければいけなかったわけで、これだけでも元は取れているはずです。CDのアルバムを買うたびに3,000円を支払っていたことを考えれば、良い時代になったものです。

うるさいのが苦手です
落語ばかり聞いている
私がAirPodsで何を聞いているかというと、ここ数か月は落語ばかりを聴いています。ずっと以前にデータ化してあった古今亭志ん朝から始まり、最近ではSpotifyで柳家さん喬を楽しんでいます。
何の気なしに聴き始めた落語ですが、商売に関わる学びも多いことに気づきました。最近だと「火焔太鼓」の中で「儲けようとするのは半人前のすること」といったフレーズが出てきてドキッとしてしまいました。世の中、自社の製品やサービスを売ろう売ろうと前のめりになっている人が目立ちますが、売れる売れないは結果に過ぎません。顧客に選んでもらうまでが商売のはずなのに、そのことを忘れてしまっている人が多いように思います。
また、「ちきり伊勢屋」では、余命を宣告された質屋の旦那に、先代から仕える番頭さんが熱心に寄り添う様子が描かれていました。創業間もない企業の経営者と話していると、「この経営者には番頭さんが必要だなぁ」と感じることもしばしば。よく考えたら私自身も、先代の頃からの先輩従業員に熱心に支えてもらい、最低限のお役目を果たすことができた経営者でした。ナンバーツーではなく、番頭さんの有り難さは誰よりも自覚しているつもりです。
もうすぐ暖かくなってくると自転車での移動が増えます。自転車を漕ぎながらAirPodsは利用できないので、しばらく落語を聴く時間が減ってしまいそう。春を迎える前にできるだけたくさんの演目に出会えますように。今日はさん喬師匠の「片棒」を聴きながら帰ることにします。
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