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コラム

確定申告の準備を終えた

昨日の夜、顧問契約を締結している税理士さんに確定申告に必要な資料一式を送りました。あと少し書類を送れば、先方で処理を進めてくれるはず。ここ数日気になっていたことが終わってほっとしています。

税理士と顧問契約している理由

私は個人事業主として事業を営んでいて、税務は税理士さんと顧問契約を締結しています。この時期になると発生するのが確定申告の準備。だいぶ以前からあれこれと連絡はいただいていたのですが、ようやく昨晩、最初の資料を送ることができました。「最初の」と書いたのは、一部の資料がまだ用意できていないから。ある関与先からの書類が届いていないのです。郵便の配達日数が増えているせいなのか、単に書類作成が遅れているだけなのか。他の関与先が早々に書類を送ってきてくれているのに困ったものです。

うちの事務所くらいの規模だと、税理士と顧問契約をしているところは少ないかもしれません。それでも月々の顧問料と、さらに確定申告に必要な費用をお支払いしているのは「安心」を買うため。自分で適当な処理をしてしまって後で後悔するくらいなら、最初から専門家に確実な処理をしてもらい、余計な心配をしなくて済むようにしたいだけです。

社会保険労務士も同じ。手続きを売っているのではなくて、専門家に手続きを代行させることによる「安心」を顧客に買ってもらっているのです。この部分を理解できていないと、闇雲に顧問料の安さばかりを訴求してしまうという間違いを犯すことになります。安さを求める顧客は、他に1円でも安い社会保険労務士がいたらすぐに乗り換えてしまいます。安さを訴求する経営戦略は持続可能なものではありません。

去年はパソコンを買わなかったので固定資産の変動はなし

普段はアプリ上で仕訳を行っていて、この時期になってようやく一年間貯めた紙の領収書の仕訳に取り組みます。といっても、アプリで撮影したあとはほぼ自動で処理してくれるのでそれほど手間は掛かりません。領収書自体もそれほど多くないですし。

ある経営者がマクドナルドで食事をした際にも領収書を取得していて、驚いたことがあります。なんでも経費に計上しなくては気が済まないようで、もちろん事業性を伴う出費であれば問題ないのでしょうが、見境なく領収書を取得しようとするその姿には違和感を覚えてしまいました。私はそんなマメに領収書を集めるなど面倒くさいので、少額の経費は領収書をもらわないこともしばしばあります。それ以前にそれほど経費を使わない事業を営んでいるということも大きいですが。

去年はパソコンを買わなかったので固定資産の変動はなし。今年はおそらく買うことになりそう。いまAppleで調べてみたら、私が買いそうなモデルは30万円弱といったところ。今使っているものをうまく下取りに出して、上手に買い物したいところです。パソコンやスマホは毎日必ず手に触れる道具です。適切な投資をして、ストレスなく仕事ができる環境を整えるように心掛けています。

確定申告の準備

税理士さんに依頼しているので、気が楽です

事業を営んでいれば数字の話から逃げることはできない

事業を営んでいれば数字の話から逃げることはできません。地方中小企業の経営者とお話ししていると、結構な割合で「数字はあまり得意ではない」とおっしゃる方がいます。謙遜してそう言っている方と、本当に財務の知識を持ち合わせていない人の割合は半々といったところでしょうか。

後者の経営者には簿記3級の勉強をすることをお勧めするのですが、ほとんどの人が実際に勉強を始めることはありません。そうした経営者に限って売上に一喜一憂するばかりで、それ以外の数字で何かを語ることができません。苦手を苦手のままにしているのであれば、経営をどなたかに替わるのも選択肢でしょう。

税務も同じ。利益から納税することは事業を営む者の責務です。たまに見かける、税金を1円でも納めたくないと考える経営者の思考はまったく理解できません。以前にある会社から創業社長のあとの経営者にスカウトされたことがあるのですが、創業社長が吝嗇な方で私とはまったく感性が合いませんでした。好条件ではありましたが、そうした方と前向きな仕事をするのは無理。早々に辞退の連絡を入れさせてもらったことがあります。


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