ポッドキャストの収録で何を話すか(2025年1月)
今年最初の収録日が近づいてきました。ポッドキャストで話すことは、最近のブログ記事から流用することにしています。
自分は運が良いか
我ながら自分は運が良い人生を歩んでいると思っています。江戸時代から続く家業を投資ファンドに事業譲渡したことがあるわけですが、資金が尽きそうになるギリギリのタイミングで相手が見つかってのれんを存続させることができました。また、その後、第二の社会人人生を歩まなければいけなくなったときも、求人広告をきっかけに中小企業支援家の道を歩むことになり今に至っています。どちらも私の実力で何かが為せたわけではなくて、時と運とご縁で次の道が拓けたものです。
正確に表現すると、運が良いというよりは、常に誰かに見守ってもらっているのかもしれません。かつての家業では銀行、仕入先、従業員に最後まで支えてもらえてなんとか軟着陸を果たすことができましたし、現在の中小企業支援の仕事では多くの事業者に対話を許してもらって役割を果たすことができています。
人生を歩んでいるといろいろありますが、自分は運が良いと思い込めばそれだけで道は拓けてくるように楽観しています。もちろん日々の努力や鍛錬は必要ですが、それだけでどうなるわけではありません。最後は周りの人が見てくれているかどうかが重要なのではないでしょうか。
商売の相手に礼儀と筋を通す
契約書や規則を盾にとって、自らの立場ばかり主張しようとするのは考えものです。先日、ある経営者から契約書に記載が無いことについて、相手方とどのように向き合うべきか助言を求められました。私はまずは礼儀と筋を通すべきだとお伝えしました。商売は相手があって初めて成り立つもの。一時的な利益に目がくらんでしまうと、事業の持続可能性が損なわれてしまいます。
もちろん、不義理なことをされたり、ハシゴを外されたりしたときには反撃が必要です。そのまま放置していたら同じことを繰り返される必要があるので、私は「やられたら3倍返し」を信条にしています。個人事業主や中小企業は、与しやすしと舐められたらその後の商売に支障が生じます。相手と同じ次元に落ちない程度に、適切な反撃は必要だと思うのです。
私はこうした雰囲気のせいか、たまに意地悪をされることがあります。多少の不義理をしてもオカダなら大丈夫だろう、みたいに思われてしまうようです。これを放置してしまうと仕事が円滑にできなくなってしまいます。対処するのに時間と労力は取られますが、自らを取り巻く環境を守る覚悟は必要です。おかげで最近は穏やかに過ごすことができています。
採銅所駅から歩いて山に登った
年末年始の9連休の間に何日かアマチュア無線で遊んできました。ある日には採銅所駅から歩いて三ノ岳を登りました。ファミリーコースと岩登りルートがあって、選んだのはもちろんファミリーコース。それでも山頂に着く頃にはすっかり汗をかいてしまっていたので、初心者もいいところです。
去年から低山を登るようになりましたが、登山に興味があるわけではなくて少しでも高いところから無線機の電波を出すために登っています。トランシーバーでも数百メートルの高さから電波を出すと、100kmくらい先の相手と交信することも可能なのです。できればエレベーターで登りたいくらいなのですが、残念ながらそんな山はどこにもありません。やむなく登山アプリで情報収集し、少しでも楽に登れそうで、かつ、山頂で無線を楽しめそうな山を選ぶことにしています。
三ノ岳山頂からは10局と交信することができて大満足。1時間30分くらい山頂にいる間にすっかり体が冷えてしまったので、食事をしてそそくさと降りていきました。下山はどうしてこんなに短い時間に感じるのでしょうね。
実名で情報発信する意味
私はブログもポッドキャストも実名で発信しています。理由は見込客に知ってもらうための情報発信なので、匿名では意味がないからです。
文章生成Aiを使えばどこの誰でも書けるような記事を簡単に作れるようになり、そうしたコンテンツを目にする機会も増えました。そんな時代になったからこそ、実名で発信する価値は増しています。
見込客に選んでもらおうと考えるなら、Aiが生成できない独自の体験や考えを発信すれば良いのです。蒸気機関が労働者の働き方を変えたように、Aiが働き方を変えるのももうすぐそこまで迫ってきています。道具には振り回されず、上手に使うようになりたいものです。
ポッドキャスト「茶わん屋の十四代目 商いラジオ」を毎週金曜日10:00に配信しています
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