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コラム

新年、初釜

9連休もいよいよ明日で終わり。今日は唯一、事前に予定されていた用事がありました。

初釜

初釜に行ってきました。弁当を食べてお茶をいただいて帰ってくるだけのつもりが、お稽古もすることに。すっかり油断していたので焦ってしまいましたが、来週もイベントがあるので良いお稽古になりました。年末年始のお休みでお点前を忘れてしまっていたのには、我ながら呆れるばかりです。お菓子は正月らしく花びら餅を用意していただきました。弁当でお腹いっぱいになってしまったので持って帰ることにし、恐らく塾から帰ってきた息子がペロリと食べてしまうことでしょう。

茶道を習い始めて2年と数ヶ月。いろいろ挑戦をさせてもらえるのでありがたいです。仕事と同じで選ぶことができるなら困難な方を選ぶようにしていて、そんな私を面白がって?お稽古の茶事や初釜でお役目をいただけています。社会人は期待されているうちが花で、守りに入ることが許される人なんて限られます。多少失敗しようが恥ずかしい思いをしようが、何がどうなるわけではありません。挑戦して新しい世界を知ることができれば、それだけ成長の余地が生まれると信じています。趣味でも同じで、せっかく自分から門を叩いて学ばせてもらっているのだから、新しいことに挑戦し続けないともったいないです。

羽織を着てみた

今日は初めて羽織を着てみました。気温が低かったので、コート代わりに着ていくことにしたのです。念のためにYouTubeで調べてみると、着物と違って後ろの襟を半分に折って着るものだそう。事前に調べておいて正解でした。祖父と父が着ていた羽織をもらっていますが、どうやら私にはサイズが小さすぎます。別にポリエステル製の羽織を買っておいて正解でした。

羽織紐はメルカリで見つけたデッドストックのもの。箱はボロボロでしたが、羽織紐自体は正絹に虎目石がついていて雰囲気が良いです。安物の羽織と着物の組み合わせでも、新しい服を着るとそれだけで気分が上がります。着々と着物関係のアイテムが増えていっていますが、年に一回も着ないスーツの代わりと考えれば安いものです。

次の目標は講演などの仕事に着物を着て行くこと。これまで茶道のお稽古でしか着物を着て行っていないので、他の場でも挑戦してみます。

先日、ある人がスーツにネクタイを締めていましたが、いかにも堅苦しい感じがしてしまいました。とりあえずスーツを着ていれば間違いがなかった時代はとっくに過去のものです。自分が相手に感じさせる雰囲気も考慮しながら、仕事で着る服を選ばなくてはいけません。スーツの呪縛から逃れられる代わりに、センスも問われるようになるわけです。私の場合は、普段はユニクロのボタンダウンのシャツとチノパンを愛用しています。中小企業支援家に転身してからこの服装で通していて、すっかり馴染んでしまいました。スーツを着るのはどこかの首長に呼び出された時か、謝りに行くときくらいと決めています。

花びら餅

9連休も明日を残すのみ

遊びが仕事、仕事が遊び

「遊びが仕事、仕事が遊び」とはアマチュア無線関係のYouTuberが使っているフレーズです。なかなか深いことを言っていると思っていて、仕事だけに注力して心の余裕がない人って苦手です。遊んでいる時のように、心から楽しみながら笑顔で仕事ができる人は最強。実際に関与先にそのような方がいらして、素晴らしい働き方だなといつも感心しています。私もそうありたいです。

江戸時代から続く家業を投資ファンドに事業譲渡したような経験をしてしまうと、大抵のことでは驚かなくなってしまいます。常に何かが起きていたのが経営者をしていた5年間で、さらに経営破綻なんて修羅場の前線に立ってしまったので、通常の仕事だけでは刺激に不足を感じるのです。

そんな私にとって、茶道やアマチュア無線など仕事以外の時間は貴重な刺激を受ける機会。趣味から仕事に還元できる学びも多々あって、相乗効果を生み出しているように感じています。

特に個人事業主や士業は自分自身が一番の商品です。知識や資格が一番の商品だと勘違いしてしまうと多くの競合に埋もれてしまうだけ。趣味を思い切り楽しんでそれが個性になるなら、商品力向上に直結します。さらに、勇気を持って個性を際立たせて発信することができれば、見込客から選ばれる強力な動機になり得るのです。


ポッドキャスト「茶わん屋の十四代目 商いラジオ」を毎週金曜日10:00に配信しています

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