新年、初登山
今日もアマチュア無線で遊んできました。少しでも高いところから電波を出すために選んだのは筑紫野市にある天拝山でした。
筑紫野市にある天拝山へ
西鉄に乗って、筑紫野市にある天拝山を登ってきました。標高257mで私にはちょうど良さそう。もちろん目的はアマチュア無線で遊ぶためです。少しでも高いところから電波を出せば、非力な無線機であっても多くの局長さんと繋がることができます。登山にはまったく興味はありませんが、誰かと交信するために登っているのです。
事前に登山アプリのYAMAPで調べると大した難易度ではなさそうでした。あるウェブサイトでは幼稚園児も登れると紹介されていて、実際にそれくらいの歳の子どもを何人も見かけました。ところが山頂近くに階段が300段くらいあって、これがきつかった。すっかり汗だくになって、山頂に辿り着きました。
今日の交信は10局が目標。一帯が太宰府県立自然公園内にあるので、10局以上と交信すればPOTAでアクティベートできるからです。POTAとは指定された公園でアマチュア無線の交信数を競う遊び。登録さえすれば手軽に遊べるので気に入っています。交信が成立したのは昨日につづいて、QSOパーティに挑戦している局長さんばかり。普段は音声ではないモードでアマチュア無線を楽しんでいる局長さんも、このQSOパーティだけは音声で参加していると話してくれました。
昨日の能古島展望台ほどのペースではなかったものの、なんとか10局達成できたのは1時間後でした。「最後にあと1回」と粘っていたら、これまで何回も交信している局長さんの声が聞こえてきて交信が成立。気分よく下山することができました。
山頂の気温が5度で凍えた
山頂には展望台があって、一階部分の柱の影で他の人の邪魔にならないように交信していました。途中、ダンスをする学生が現れて、イヤホンからの声が聞こえづらくなりましたがなんとかやり過ごすことに成功。また来たいと思わせる交信場所でした。アマチュア無線は公共の場を借りて遊ぶので、誰かに迷惑を掛けるのは避けなくてはなりません。できるだけひっそりと存在を消すように心がけています。他の局長さんの動画を見ていると、建物内の展望台などから交信している人がいますが私には無理。無線で遊ぶことが許されている場所であっても、建物内では他人の視線が気になってしまいます。
山頂の気温は5度。さらに風が吹いていたので、交信中にみるみる寒くなってきました。山頂に着くと同時に脱いでいった服をしばらくしたらまた身につけていき、最後はそれでもガタガタ震えてしまう状態。低山だからといって侮っていると、低温でそのうちに身動きが取れなくなるのではと気づき、よい勉強になりました。その他にも例えば下山中にフラついて道の外に転げ落ちたら。さらにはその様子を誰にも見られていなくて足の骨でも折れてしまったら。低山でも十分に起こりうることなので、油断せずに備えが必要です。今日は登山靴でなくスニーカーでしたし、行動食のみで食事も持っていきませんでした。さらにトレッキングポールも軽量化のために置いてきてしまっていました。300mもない山であっても、今後は私なりのフル装備で登ることにします。
ちなみに今日の服装が私の持っている服でできる防寒対策の上限です。ということは山頂の気温が5度以下になりそうな場合は、高さに関係なく登山を避けた方が良さそう。スマホで気温や風を簡単に調べられるので、良い目安を知ることができました。
次は篠栗駅から若杉山に登ってみたいです。頂上の見晴らしが良いので、かなり遠距離の交信が実現しそうだから。頂上までバスがあれば良いのですがそんなものはなく、やむなく自分の足で登らなくてはなりません。
X-T50を持って行った
天拝山へはX-T50を首から下げて登りました。これがNikon ZfやCanon R7であったら絶対に持っていかなかったことでしょう。荷物の量や重さを少しでも減らしたいと考えた時、カメラなんて重くてしょうがないからです。ところがX-T50は小さく軽いので、持ち運ぶのが苦になりません。この私が首から下げたまま山を登れるなんて、よほどのことです。
せっかくカメラを持っていても、持ち運ぶ気力が湧かなければ撮影することなくコレクションと化してしまいます。その点、X-T50は迷わず持ち運べることができそうです。明後日5日はカメラ散歩にして、さらに来週の大阪行きにも持っていくことにします。写真の善し悪しは置いておいて、カメラを持ち運んでいるだけでうれしくなるものです。
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