X-T50で初めてのカメラ散歩
年末年始の9連休が始まりました。初日の今日はカメラ散歩をすることに。届いたばかりのX-T50を首から下げて、大牟田駅近くの商店街に向かいました。
昨日X-T50が届いた
納期約6週間と言われていた、富士フイルムのX-T50が昨日届きました。5週間も前倒しで届いたので驚きましたが、もちろん文句はありません。さらにノベルティのマグカップまで同梱してくれて、年末にうれしいプレゼントとなりました。マグカップは関与先に置いておくのに良さそう。いつもはリュックに入れている水筒でしか水分補給をしていませんでしたが、この機会にマグカップを置かせてもらうことにします。
持ってみた感想は「手にすっぽり収まるサイズ」というもの。私は手袋のサイズがSなのでこれくらい小さいと扱いやすそうです。事前に想像していたようにニコンEMと佇まいが似ていると感じるのは私だけでしょうか。同じAPS-Cでも以前に所有していたCanon R7よりだいぶコンパクトで首から掛けていても負担を感じません。持ち運ぶ荷物をできるだけ少なくしたい私にはちょうど良い大きさでした。
同時に購入したアクセサリは予備バッテリーと液晶保護ガラス。それと中古のカメラバッグ。SDカードとレンズ保護フィルターは手元にあるものを転用しました。バッテリーは純正に限ると考えていて、いつもヨドバシカメラで購入しています。カメラバッグは美品らしきものが出品されていたのでメルカリで購入。ほぼ未使用だったので良い買い物でした。このところリュック以外は小さいメッセンジャーバッグしかなかったので、カメラ散歩用に使うことにします。
XF 35mm F1.4
一緒に購入したのはXF 35mm F1.4。52mm相当の画角の標準レンズで、Xマウントユーザーの間では銘玉と呼ばれているそう。さっそくこのレンズをつけて出歩いてきました。向かったのは西鉄の終点、大牟田駅。近くにフォトジェニックな商店街があるようなので撮り歩いてみました。
私は28mmと45mmの画角が好きなので、52mmのファインダーを覗き込むと、思っていたより被写体が目の前に迫ってきている感じがします。いざシャッターを切ろうとした時に数歩下がることがしばしばでした。ただ、画角の感覚は撮っていれば身につくもの。しばらくは他のレンズに浮気せずに、このレンズ一本を使い倒してみます。
それにしても役割を終えた商店街というのは寂しいもの。近くに大型商業施設があるので、もはや買い物客が足を運ぶ地域ではなくなっています。商店街の活性化というともっともらしい課題のように聞こえますが、必要とされなくなったから寂れているだけのことです。行政や地域外の者がどうこうできることではありません。私も商店街事業者と向き合ったことがありますが、彼ら彼女らの思考は「かつての繁栄を取り戻したい」というのが拗れて他責思考になりがち。見込客と向き合って売上アップを目指そうとする商売人はごく少数でした。
西鉄の終点ということでそれなりの規模の街を想像していましたが、駅周辺はひっそりとしています。それほどそそられる被写体も他になさそうなので早めに帰ることに。帰りの特急では談志の落語を聞きながら眠ってしまいました。
しばらくカメラ散歩を増やしてカメラと対話してみる
帰宅して撮影した画像を眺めてみると、ヘタなりによく撮れていました。新しいカメラは勝手に画像データを生成してくれるのです。私は撮影よりもカメラそのものが好きで、撮るのはおまけ程度の心づもりです。シャッターを押して写るのであれば、それ以上のこだわりはありません。
息子が小さいときは彼ばかりを撮っていてそれだけで楽しかったのですが、最近ではカメラを向けるだけで顔を背けるように。試合の時にだけ撮影許可が出るので、それ以外の時は別の被写体を探さなければいけません。テーマなんて大それたものではなく、何か継続して撮影しないとカメラを持ち出す機会も減っていきそうです。今日のようにふと思いついて、人気のない商店街を撮影するというのは楽しい体験でした。
春から息子がどの部活に入るか決まれば、場合によっては望遠ズームレンズを増やさなくてはいけません。単焦点レンズしか興味のない私ですが、こればかりは歩留まりを考えて妥協することにしています。R7もZfも機材が重くてうんざりしていました。X-T50であれば少なくともカメラ本体は小型軽量。さらにスペックはX-T5と同等程度というのですから優秀です。さて、数年使うことになるのか、また数ヶ月で手放すことになるのか。しばらくカメラ散歩を増やしてカメラと対話してみることにします。
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