淡々と続けていること
淡々と続けていることがいくつかあります。初めのうちは効果を実感できなくても、続けているとそのうちに前向きな変化が訪れます。最初から効果を実感しようなどと欲張らずに、何事も淡々と続けるのが成功への近道になると信じています。
来年2月には1000日連続更新を達成する予定のブログ
2022年の5月からこのブログを更新し続けています。毎日更新すると決意したきっかけは、事業者に情報発信を促しているのだから自分でもやってみようと思いついたという程度のものです。建前だけを事業者に押し付ける専門家らしき人にはなりたくないので、自らも情報発信を継続してみようと思いついたのです。想定している読者は地方中小企業の経営者と独立開業間もない士業の人々。経営に迷う人々のヒントになればと言葉を紡いでいます。
何もない日は夕方には書き終わることもありますが、ネタが思いつかなかったり、予定が詰まっていて時間を確保できなかったりした時は焦ってしまうことになります。例えば先日は飲み会だったので、なんとしても夕方にはアップロードを終えてしまいたいところでしたが、そうした日に限ってなかなかネタが思い浮かばないもの。酔っ払って帰宅してからでも書く覚悟はありましたが、なんとか飲み会が始まる前に書き終えることができました。
淡々と書き続けていても、ブログを書き始める前の自分と何が変わったか意識することはありません。強いて挙げるとすると、思考の軸をはっきりと持てるようになったことくらいでしょうか。他人に伝えるために言葉を選び続けているせいか、中小企業支援に対する軸が可視化されたように思います。軸がなければその他大勢の専門家らしき人々に埋もれてしまうのがこの業界の怖さです。今のところなんとかやっていけている理由の一つは、このブログを書き続けていることにあると考えています。
平日に毎日配信しているメルマガ
経営者に日々の行動の選択肢を提示しようとメルマガを配信しています。ブログと違って、メインコンテンツはせいぜい300文字くらいしかありません。例えば、今朝配信したのは「8.健康」から
「従業員を休ませる勇気を持つ」という提案。8つの分野から日替わりでトピックを選び、経営者に「こんなことをしてみましょう」と書いています。
平日だけに配信するというスタイルで淡々と続けていて、気づけば119号になりました。トピックは重複しないようにしている(はず)なので、読者の方には119個の提案をできていることになります。もちろんコンテンツの向き不向きや出来不出来はあるので多少割り引いても100は残るはず。そのうちに小冊子にまとめて顧問先の経営者にお渡ししようかなと思い始めています。
淡々と発信を続けていると、いつしか手元にコンテンツという名の「資産」が残ります。資産であるからには消えてなくなるものではありません。他の媒体での発信に流用してもよいわけで、自らに代わって営業担当者のように働き続けてくれます。
始めたばかりのオンラインペン字講座
オンラインペン字講座を始めてまだ1か月くらい。それでも淡々と続けることができています。ペン字のワークブックをなぞっても同じことなのではと思われるかもしれませんが大違い。先生に○や×をつけられながら添削される動画を観ているとモチベーションが高まります。ワークブックをなぞるだけなら、さらっとなぞるだけで終わってしまっているはず。先生からは「初めての文字でもきれいに書けるようになってきました」と言っていただいて、文字を書くのが楽しくなってきているところです。
何事も淡々と続けるのがコツ。いっぺんにゴールに辿り着けることなんてなくて、まずは勇気を持って一歩を踏み出し、継続することからすべてが始まります。最初のうちはゴールまでの道のりを妙に長く感じたりするものですが、しばらく経って振り返ると確実に変化を感じ取れるはず。最初から成果を得ようなどと欲張らずに淡々と続けるのです。
情報発信を継続できない事業者を眺めていると、最初の投稿で反応が無いことに気落ちしてしまう人を見かけることがあります。そんな担当者には「最初から反応なんてない」「まずは100回発信してみて、1回でも反応があれば大成功」などとお伝えるようにしています。それでも継続できる人はごくわずか。淡々と続ける人だけが見ることのできる世界があるのです。
ポッドキャスト「茶わん屋の十四代目 商いラジオ」を毎週金曜日10:00に配信しています
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