士業マーケティング メルマガを99回配信した
経営者向けにメルマガを配信していて、今日配信分が99回目でした。
メルマガを99回配信した
経営者向けにメルマガを始めて今日で99回目の配信になりました。
メルマガ詳細
とりあえず100回続けようと考えていたので、ほぼ目標達成。情報発信は何を手がけるにしても「100回継続する」というのがポイントだと思っていて、この壁さえ越えれば後は習慣化されるので負担感がぐっと減ります。最初の100回をいかにやり切るかについては私も支援をすることがあり、具体的な発信内容のアイデア出しは多くの事業者と共に取り組んできています。
情報発信は継続できない人がほとんどなので、継続できただけで競合に差をつけることができます。特に士業は知識や資格ではなく自分自身が一番の商品なので、知ってもらうための努力が欠かせません。見込客とのミスマッチを防ぐためにも情報発信はぜひ手掛けておきたいところです。ただし、法改正情報やどこかに書いてあるような情報をそれらしく発信しても、見込客との関係性構築には繋がりません。「個性」が存在しないからです。情報発信の目的は見込客との関係性構築。であるならば、何を考えているのか、仕事にどう向き合っているのか、休みの日は何をしているのかといった自己開示が欠かせません。
ある経営者に情報発信を勧めていますがまったく着手する気配がありません。顧問先ではないので私もこれ以上強く促すつもりはなく、さてこれからどうするのだろうと見守っているところ。どうやら情報発信することで手の内をさらけ出すことになると勘違いしているようで、もったいないことです。まだ創業まもなく、何者でもない状態なのだから失うものなど無いはず。知財などに配慮しつつ、自分たちをさらけ出さなければ見込客から選ばれることはありません。情報発信はまずは自分たちを知ってもらうための手段。何者かを理解してもらってから営業に出かけ、見込客の困りごとを収集しましょう。
過去に発信したコンテンツを流用する
メルマガというと古い媒体のように勘違いしている人がいますが、そんなことはありません。今でも有用なツールです。名刺交換した際に「メルマガを配信させてください」と許可を取れば多くの人に発信することが可能で、特に士業には相性が良いはず。SNSなどで何を食べたかなんて垂れ流す前に、メルマガで配信するコンテンツを作り続ける方が有意義です。
ある士業はFacebookだけで発信していて、もったいないなと思いながら眺めていたことがあります。せっかくコンテンツを作成しても特定のSNSだけで利用していては間口が拡がりません。ひとつの媒体で発信したコンテンツは他の媒体にも流用すべき。文字情報であるならばメルマガもぜひ活用しましょう。
私のメルマガは前半部分のコンテンツはオリジナルで、後半部分はこのブログからの流用です。すべてをオリジナルで制作するとなると負担を感じてしまいますが、半分だけとなると気が楽になります。自分が過去に発信しているコンテンツをうまく活用することで、情報発信を無理なく継続できるように負担を調整することが可能になります。
情報発信の目的を見失うな
メルマガを99回発信したといっても読者数はまだ微々たるものです。でも、数だけ見れば少ないですが気にしていませんし、これからも継続して発信していくつもり。数を増やすだけなら簡単で、有料広告を出稿し、多くの人が読みたがるコンテンツを掲載すれば良いだけです。例えば、メジャーリーグで活躍している日本人野球選手について深く掘り下げたり、新NISAで資産を増やす方法について述べたり、衆議院選挙の結果について分析したりすれば今より読者数は劇的に増えることでしょう。でも私はそうしたコンテンツを発信するつもりはありません。私が求める見込客と関係がないからです。
情報発信の目的はそれぞれの士業が定めた見込客との間合いを詰めること。数が少なくてもこれと定めた見込客に知ってもらうことが目的です。私の場合は江戸時代から続く家業を投資ファンドに事業譲渡した経験を面白がってくれるような人を探さなければいけません。そのためには自分をさらけ出すことが必要で、どんな経歴で何を考えているかを恐れずに発信しています。見込客にさえ刺されば、情報発信は成功なのです。
ある経営者はInstagramの個人アカウントで「自分の好き」を発信し続けています。フォロワー数は少ないものの、バイヤーから直接声が掛かり始めるなど成果が出始めているところ。会社の公式アカウントのフォロワー数は経営者個人のアカウントよりもはるかに多いですが、仕事の依頼などが舞い込むことは無いそうです。数よりも個性。売ろう売ろうとする前に、自己開示をしてみてください。
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