フォロワー数に囚われない情報発信がもたらすもの
顧問先が新規事業に関する情報発信を続けていますが、フォロワー数はまったく気にしていません。それでも効果が生まれているから問題ないのです。
顧問先の新規事業
昨日は顧問先への訪問日。博多駅から特急に乗って向かいました。JR九州でQRコードを利用したチケットレスサービスが始まったと聞いていましたが、対応している路線は限られているよう。昨日も特急券と乗車券を発券するために、博多駅構内の券売機に並ばなくてはなりませんでした。早くどうにかしてほしいものです。ついでにスタバで飲み物を買うのですが、こちらはモバイルオーダーをして店頭で受け取るのみ。レジ前で並んだり待たされたりしなくてすむので便利に使っています。
その顧問先が取り組んでいる新規事業が徐々に進展しています。この頃ではうわさを聞き付けた人から問い合わせや出展依頼が舞い込むようになってきているとのこと。自分たちでの営業を愚直に続ける必要性に変わりはありませんが、ようやく存在を知られつつあるようです。情報発信に用いているのはInstagramのみ。フォロワー数を増やそうとするような試みは一切しておらず、こだわりの世界観を発信し続けています。数百しかいないフォロワー数だけを見るとまったく物足りなく感じますが、実際にご縁が広がりつつあるのでなんの問題もありません。情報発信をするのは「知ってもらう」のが目的なのですから。
数に囚われている人の中にはSNSのフォロワーを購入しようとする人もいます。そこまでして実態の無いフォロワーを増やすことに何の意味があるのでしょうか。最近では水増ししたフォロワーの存在が、アカウントの低評価に繋がってしまうとも言われています。そんなことに手を染めるよりも、こだわりの世界観でこつこつと発信し続けることの方が重要です。
ブログのSEOもまったく気にしていない
このブログも「数」はまったく追わずに更新し続けています。世の中で話題になっていることなどに言及すれば数字が跳ねることもあるのでしょうが、私が何者であるかを知ってもらうのが目的なので中小企業支援に関する話題しか取り上げないことにしています。最初1年はまったく数字に変動はありませんでしたが、最近はずっと増加傾向が続いています。なんらSEO的な取り組みに手を付けなくても、まっすぐに発信し続けていれば読者は増えていくものだと体感しているところです。
このまま更新を続けていくと来年2月中には1,000日連続で記事をアップロードしたことになります。最初は100日続けば良いやと思っていたので、なかなかの達成感です。情報発信を継続できる人は少ないので、節目のタイミングでセミナーでもやろうかと計画し始めているところです。まずは自己開示しなければ商談が進展することなどありえなくて、士業や自営業が独立開業後に食べていくためにもまずは情報発信をしてもらいたいと強く考えています。このブログを書き始めるまでは「情報発信しましょう」とアドバイスするだけでしたが、自ら手を動かして実証できたことをセミナーでお伝えしたいです。
SNSに振り回されるな
ある経営者が動画を投稿し続けていましたが、再生数は低調のまま。それでも熱心なファンを増やすことができればよいのですが、どうやらまったく効果は得られていないようでした。動画を見させてもらうと、率直に言ってそもそものクオリティに問題があるように感じました。要するに「イケてない」のです。情報発信は継続するのが重要とは言っていますが、そもそものクオリティが低いままでは問題ありです。発信を継続しながら試行錯誤したり、改善したりするのは当たり前のこと。磨き続けないでダラダラと低質なコンテンツを垂れ流していては逆効果です。
そういう事業者に限って次から次へとSNSを乗り換えたり、少しリーチ数が増えたなどと大騒ぎしたりしがち。目的を見失って、SNSに振り回されているのは滑稽でもあります。道具は目的を達成するために使用するもの。見込客との関係性を構築して売り上げに繋げるのが目的であるならば、それっぽい数字に一喜一憂したり、経営者の自己満足に終わらせたりせずに、自分たちの魅力を伝えるための研ぎ澄ませたコンテンツの作成と発信に注力すべきです。
誰もが満足に継続できないからこそ、継続できさえすれば競合に差を付けることが可能です。でも、見込客に刺さるコンテンツを提供するのはそれ以前の大前提。ショボい画像を使っていないか、悪い意味での素人感にあふれていないか。安易に情報発信に着手する前に、入念な準備が必要です。
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