飲んで帰ってからの経口補水液
今日は土曜日なので最近考えていることをつらつらと書いてみます。
自社の強みを一言で伝える
中小企業支援に携わっていると、自社の強みを端的に伝えられない経営者が多いことに気づきます。事業を説明する機会に15分や30分など長時間を与えられる事は稀で、場合によっては5分ほどで思いを伝えなければなりません。そんな時に無駄に自己紹介に時間を費やしてしまったり、ダラダラとスペックを説明してしまったりする経営者が多いのです。
私はよく経営者に「強みを一言で説明してください」などと促します。一言といっても、実際には数十秒ほどになってしまうのが常ですが、それでも思い切って短い言葉で伝える努力をしてもらいたいのです。例えば、私のかつての家業は「江戸時代から続く京都の茶わん屋」であることが強みでした。これくらい少ない単語で自社の強みを伝え、まずはがっちりと相手の心をつかんでもらいたいのです。言葉をたくさん連ねて説明するのであれば誰にでもできることです。事業を通して社会に価値を提供しようとしている経営者だからこそ、最初の一言で心を掴めるようになってもらいたいです。
先日、複数の会社の経営者に5分間で事業を説明してくださいとお願いする機会がありました。そのうち2人の経営者は20分間ほど話し続けました。それも私が合いの手を入れるなどし、話がうまくまとまるように助け舟を出した上での時間です。事業の魅力を伝えようと努力されているのはすばらしいものの、5分間のつもりで心の準備をしていた聞き手にとっては冗長な説明と取られかねません。一方で最後の1人は指定通りの5分間ぴったりで端的にプレゼンしてくれました。どちらが共感を得られやすいかは言わずとも明らかでしょう。
「会社の強みはなんですか?」「どんな事業を営んでいるのですか?」「事業を通して何を実現しようとしているのですか?」これらの質問には端的に答えられるように言葉を研ぎ澄ませて準備しておきましょう。
飲んで帰ってからの経口補水液
昨日、帰宅したのは24:30頃。比較的近くで飲んでいたのですっかり油断してしまい、気づいたら良い時間になっていました。最初のビールから数えて合計6杯に留めておいたので、幸い二日酔いにはなりませんでした(最後のマティーニが誤算でしたが)。また、寝る前に経口補水液を飲んでおいたので、脱水症状の不快な目覚めになりませんでした。
酔っ払って帰ってから経口補水液を飲むように心掛けていて、これだけで翌朝の不快感が大きく軽減されます。飲酒で脱水が進んだまま寝てしまうことのないように、ダイニングテーブルに経口補水液のパウダーを用意しておき、帰宅したらすぐに多めの水で作って飲むようにしています。
それにしても毎日のように飲酒をしている人の話を聞くと体力があるなぁと感心してしまいます。お酒を飲みに行くのは楽しいのですが、翌日のダルさなど私にとっては体の負担が大きいです。もう47歳。アルコールが体に合わない体質なのはまちがいないので、自分なりに対策をしつつ、適度に楽しむように心掛けていきます。
茶カフキ
土曜日の午後は茶道のお稽古。今日は上半期の最後のお稽古だったので、茶カフキ(発音は茶カブキ)をしました。茶カフキとはお茶の銘柄を当てるゲームみたいなもの。あまり鼻が利かないのでまったく自信はありませんでしたが、後味だけで判断したところ見事正解。記念に記録紙をいただいて帰ることができました。今日のお稽古のために先輩方が準備をしてくださって、初めての茶カフキを体験することができました。教室に十数年通っている先輩も初めてだったそうで、貴重な機会でした。
先週の勉強会では緊張してしまいましたが、今日のお稽古はいつも通りにお点前をすることができました。今日も手が震えたらどうしようなどとこの一週間考えていましたが、普通に茶杓を持つことができてよかったです。ある先輩も初めての勉強会では手が震えたと教えてくださって、気が楽になりました。次回の勉強会は12月1日だそう。お稽古に励んでその日に備えます。
上半期の教室を皆勤したのは私だけ。我ながらがんばりました。12月にはお稽古の茶事も控えているので、毎回のお稽古の時間を大事にして準備したいです。
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