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コラム

Copilotにブログのタイトル案を提案してもらった

毎日ブログを書いていると、何を書くか考えるのに時間が掛かってしまう日もあります。AIに助けてもらおうとしましたが、うまくいきませんでした。

ブログを書くのに最も苦労すること

2020年の5月からこのブログを毎日更新しています。地方中小企業の経営者や士業に向けて、経営に役立つであろう情報を発信しているつもり。時には個人の趣味などについても触れています。

ブログを継続する上で何が一番大変かというと、毎日1,700文字程度の文章を書くことではなく、その日に書くネタを決めることです。ネタさえ決まればすらすらと書き始めることができるのに、ひどいときには夕方まで何を書けば良いか思い浮かばない時もあります。今日もちょうどそんな日で、午前中から時間の余裕があったのにズルズルと16時過ぎまで書き始めることができませんでした。

ふと思いついて、Windowsに実装されているAIアシスタント機能のCopilotでブログの記事タイトルを考えてもらうことにしました。ここ数日のブログ記事のタイトルを入力し、それを踏まえてタイトル案をいくつか提供してもらおうと考えたのです。結果は失敗。どこの誰でも思いつくようなタイトルしか提案してもらえず、実際に採用するには至りませんでした。

Copilotが提案したタイトル案

以下がCopilotが提案してくれたタイトル案です。いかにも中小企業支援に携わる専門家らしき人が喜びそうな文字が並んでいます。

「地方中小企業のデジタル化戦略」

「地域密着型ビジネスの成功事例」

「持続可能な経営と地域貢献」

「人材確保と育成のポイント」

「地方から全国へ:ビジネス拡大のステップ」

「地方中小企業のブランディング戦略」

「顧客との信頼関係を築く方法」

「地方の特産品を活かしたビジネスモデル」

「中小企業の資金調達方法」

「効果的なリーダーシップとチームビルディング」

「地方企業のためのSNS活用術」

「働き方改革と地方企業」

「地方企業のためのIT導入ガイド」

「地域イベントを活用したマーケティング」

「地方企業のためのエクスポート戦略」

こうしたブログの記事は、どこかの誰かがすでに何かを書いていそうです。検索数だけを稼ごうとするのであれば、こうしたタイトルが良いのかもしれません。でも私がブログを書く理由の1つは見込客とつながるためで、検索数を増やすことが第一の目的ではありません。他の誰でも提供できるようなコンテンツでは選ばれる理由とはなりません。自分だからこそ書けるようなコンテンツを提供する必要があります。

よく考えれば、文章生成AIは私の書いたいくつかのタイトルは知っていますが、私がこれまで歩んできた社会人人生や仕事への向き合い方などは何も知りません。背景情報があまりに不足しているので、当たり障りのないタイトルしか提案できないのでしょう。これまで書いてきたブログの記事約850記事を読み込ませたり、私が事業者とともに手がけた支援事例などを学習させれば、それらしいタイトルを提案してくれるようになるかもしれません。

情報発信の目的は、見込客とつながるためであり、そのための自己開示です。自分が何者でどんなことを考えていて、仕事にどう向き合っているのか。そうしたことをブログの記事で表現していきたいのです。となると、時に苦労しつつも自分でネタを決め、約1,700文字で表現することが何より重要です。

旅客機の操縦席

Copilotを使ってみました

続けることに意味がある

私は一度アップロードした記事を読み直したり、ポッドキャストの番組を聞き直したりすることはほとんどありません。何やら気恥ずかしいのと、次のことに頭を切り替えたいからです。

ところが先日、あるブログの記事をメルマガ向けに再編集しようと読み直しました。率直な感想は、我ながら文章を書くのが上手になったなということ。アップロードした時はそれほど出来の良い記事だとは感じていなかったのですが、数日経って読み直すとそれなりにまとめられているように感じられたのです。文章の書き方を誰かに教わったわけではありませんし、もともと作文が上手なわけでもありません。おそらく約850記事も書いていて、自然と文章を積み紡ぎ出す力が養われていたのでしょう。

ブログで情報発信をしましょうと言うと、「文章を書けない」と苦手意識を持っている人が多いですが、「習うより慣れろ」です。このブログの立ち上げ当初の記事などひどいものばかりですが、そんな私でもいつしかそれなりの文章を書けるようになっています。最初から完璧な文章を目指す必要などなく、徐々に慣れていけば良いのです。文章の巧拙よりも大事なのは継続すること。ほとんどの事業者の情報発信が継続できていないからこそ、継続さえできれば競合に差を付けることが可能になります。

時に何を書けばよいのか延々と思い浮かばないときもありますが、投げ出してしまったら終わり。続けることに大きな意味があると思っています。


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