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コラム

初めて席を譲ってもらった

今日は日曜日なので最近考えていることをつらつらと書いてみます。

初めて人に茶道を教えた

土曜日の午後は茶道のお稽古。このところ教室を見学される方が続いていて、そのうちの一人が入会してくれました。昨日からさっそくいらしていて、先生方が手取り足取り教えていらっしゃいました。そういえば2年前も自分はあんな風だったのかなぁなどと考えていたところ、「茶巾絞りを教えてさしあげて」とのご指示が。私に何が教えられるのだろうと心の中でぼやきながら、水屋で茶巾の畳み方をお伝えしました。その後には帛紗さばきもお教えすることに。最初に間違いを教えることはできないと、緊張しながら何とかお伝えしたつもり。人に何かを教えるというのは自分にとっても勉強になることです。習い始めて2年を迎え、少しお稽古に慣れてきたところで良い刺激になりました。

教えるというと、私が所属していた高校ボート部は大学生が学生コーチとして戻ってくるのが伝統で、私も何シーズンか高校生を伴走させてもらっていました。女子と補欠チームの担当だったのですが、しっかりと成果を出すことができ、遠征に行ったり勝利を味わったりと貴重な経験を重ねることができました。結果の責任を負う立場で高校生と同じ時間を過ごすというのはいろいろ大変でしたが、学生のうちに良い勉強ができたと今でも強く思っています。

そういえば茶道をどなたかに教えたのは昨日が初めて。また一歩、お茶のお稽古が楽しくなりました。

初めて席を譲ってもらった

8月で47歳になりましたが、肉体的な衰えはほとんど感じておらず、強いて挙げるなら目が疲れやすくなってきていることくらい。乱視が判明したことをきっかけに遠近両用の眼鏡を掛けていて、さらに老眼鏡を別に作ろうかと真剣に考えています。運動量を確保するために、今年に入ってからは週3,4日はスピンバイクを漕いでいて汗も流しています。47という数字だけを見ると自分でもうんざりしますが、それほど老け込んでいないつもり。

さて、今日は何も用事がなかったので朝から福岡市中央区にある鴻ノ巣山展望台に行ってみることにしました。アマチュア無線で遊ぶためです。以前に交信した局長さんから聞いていた鴻ノ巣山に行ってみたくなったのです。山といっても住宅街の中にある公園に少し起伏がある程度のもの。奥の方に真新しい展望台があって、そこで無線機の電源を入れてみました。何度も交信している局長さんの声が聞こえたので、さっそくお呼びして交信が成立。屋根のない展望台で暑くなってきたので、早々に退散することにしました。

帰りのバスに乗っていたときのことです。混んでいたので座らずに立っていたのですが、バス停で席が空いたときに近くにいた学生風の人が「どうぞ座ってください」みたいな身振りをしてくれました。確かに足が疲れていたので座らせてもらうことにし、同時に「人生で初めて席を譲ってもらった!」と激しく動揺してしまいました。

自分がそれなりの年齢になったということなのか、中年の男がいかにも外遊びに行くような格好をして疲れているように見えたから気を遣ってくれたのか。いずれにせよ若者に配慮してもらったのは間違いなく、また一つ新しい経験をしてしまいました。

路線バスの車内

バスで席を譲ってもらいました

ボロボロの参考書を息子に見せた

先日、祖母の家に預けてある蔵書の中から、大学受験の時に使った参考書を持ち帰ってきました。3年生の9月までまったく勉強に身が入っていなかった私がそろそろまずいと気づき、受験勉強を始めたのがちょうど今頃の季節。苦手の英語を克服するために単語と熟語の本を丸暗記することにし、ベッドに寝転がりながらブツブツと呟きながら頭に叩きこみました。

その時に使っていた本はテープで補強してあったり、中身も書き込みだらけだったりとボロボロのもので、なぜだか捨てる気になれずそのまま取ってありました。今回、ふと手に取ろうと思ったのは息子に見せたくなったから。高校受験を控えている息子も勉強に苦労しているようで、そろそろ頑張ってもらいたいところです。父も勉強していたと伝えるためにもボロボロの参考書を見せたくなりました。

「こんな本で勉強していたのだよ」と見せてみると、特に拒否反応も示さずに「ふーん」という感じ。そのおかげかどうかわかりませんが、夏休み終盤から勉強に集中し始めたようで安心しています。親が勉強しろといったところで勉強するわけもなく、本人が目標を見つけてその気になるかどうかです。自分の人生なので自分で選択肢を選んでもらいたいと思っていて、何かに流されずに揉まれていって欲しいなと思っています。


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