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コラム

着物と袴を着てみた

茶道のお稽古用に仕立てた着物と袴が届きました。YouTubeに助けられながら、とりあえず着るだけ着てみました。

着物と袴を着てみた

関東の呉服店にオーダーしていた着物と袴が届いたので、さっそく着てみました。お店で着付けを簡単に教えてもらっていたものの、すっかり忘れてしまっています。購入時に着付けを教えてくれるとのことで期待していたのですが、当日はお忙しかったようで駆け足で一通り教わったのみ。その場で覚えることはあきらめて、とりあえず帰ってきてしまっていました。そんな状態だったので今日はすべてが試行錯誤。Youtubeでそれらしい動画を見つけ、なんとか息子に写真を撮ってもらうところまで漕ぎ着けることができました。

最初の難関はしつけ糸を切るところから。スーツを買ったときと同じで、まずはしつけ糸を切らないといけません。ところが、初めての着物なのでどれがしつけ糸なのかよくわからず。検索してなんとか除去することができました。端っこの玉結び?になっているところがよく見えず、思いの外、時間が掛かってしまいました。

次に難しかったのが腰紐の結び方。動画ではさらっと流されてしまうのですが、蝶結びですら、きれいな形に整えられない私にとってはすでに気持ちが萎えてしまいそうになります。わかりやすい他の動画を見つけることができて、何とかクリアすることができました。

ちなみに購入した呉服店も動画をアップロードしているのですが、4つしかなく、しかも着付けの全体を通して教えてくれるものではありません。検索能力を駆使して、それらしい動画を見つけるのに苦労しました。お店からは着付け解説冊子もいただいたのですが、イラストだと初心者にはわかりづらくあまり参考になりません。YouTubeのおかげで何とかなりました。

参考になった動画の一つは「自分目線で解説」と題して帯の結び方を教えてくれるショート動画。自分目線なので、右とか左で混乱することなく真似することができました。

息子に写真を撮ってもらった

なんとなく着ることができたので息子に写真を撮ってもらうことに。リビングに入っただけで息子に面倒くさそうな顔をされたのはなぜでしょうか。強引にiPhoneを渡して撮ってもらいました。ふざけてバーストモードで撮影されたので、あとで削除しないといけません。それにしてもiPhoneがあればデジカメは要らなくなりますね。少し前までRicoh GRシリーズを愛用していましたが、現行機種も発売と同時に購入していたものの使用頻度が少なくて下取りに出してしまいました。部屋の中でもこれだけきれいに写るのですから、便利なものです。

息子に撮ってもらった画像で確認すると、やはり気になる点がいくつかわかります。袴の位置がずれていて帯が少し見えていたりといった感じ。適当に直してもう一度撮影してもらいました。とりあえず今日はここまでで上出来でしょう。

畳の上にある抹茶碗

茶道のお稽古は毎週土曜日の午後です

茶道のお稽古で着る

さて、着物を作った目的は茶道のお稽古で着るためです。私だけシャツ姿でお稽古していたので、そろそろお姉様方と同じように着物を着てみたいと思いました。ところがいざ着物と袴を着てみると、とにかく暑い。クーラーが効いている部屋の中で単衣の着物を着てこれだけ暑いのですから、お稽古で体を動かしたら大汗をかいてしまいそうです。そのうちに慣れるのかもしれませんが、今までカジュアルな格好をしてきたツケが回ってきた感じがします。

先生からは来月の流派の勉強会に参加するように声を掛けてもらっています。ただでさえ一番若輩で何か失敗しないかと不安なのに、慣れない着物を着ていって大丈夫なのでしょうか。さらに気になるのがトイレ。袴を着けたままトイレに行って、いちいち時間がかかりそうです。

中小企業支援家に転身してからスーツを着る機会がすっかり減ってしまい、去年などは一度も着ていないかもしれません。スーツを購入したのも4,5年前が最後で、夏物と冬物で5着ずつ着回していたなんてはるか昔の話のように感じます。ボタンダウンのシャツにチノパンで仕事をしていると、スーツにネクタイを締めるような窮屈な服装には二度と戻れません。たまに公務員がネクタイを締めているのを見かけると、時代遅れに感じてしまうほど。そんな私がスーツどころか着物と袴を着けてお稽古に行くというのですから、おもしろいものです。


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